クリスマスは特別な1日だけど、同時に世界平和を願うように、反戦や平和を願うクリスマスソングもありますね。
やっぱり、クリスマスは特別な日なんだと思わされます。


戦争中に平和を願う事はどこかおかしな気もしますが、平和な世の中が本来の在り方でもあると思いますね。
誰しもが幸せを願う気持ちを持ちつつも、世の中から争いごとが消える事はありません。
それでも、クリスマスという特別な1日だけは、世界の平和を願わずにはいられないものです。
この記事では、クリスマス休戦についてまとめさせてもらいました。
今なお争いごとが起こっている世の中ではありますが、この地球に暮らす人々が平和で幸せに暮らせるよう、願って止みません。
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クリスマス休戦とは?

クリスマス休戦とは、第一次世界大戦中の1914年12月24日から12月25日にかけて西部戦線各地で生じた一時的な停戦状態の事を言います。
この日は、最前線で対峙していたドイツとイギリスの兵士たちが共にクリスマスを祝ったと伝えられています。(ただし、戦闘がそのまま継続していた地域も少なくなかったそうです)
クリスマス休戦が起こった背景には、以下のような理由が挙げられます。
- 戦争が予想よりも長期化しつつあったことから、この頃までにいわゆる「持ちつ持たれつ」(Live and let live)の雰囲気が前線に広まっていた。
- クリスマスという宗教的な行事をきっかけに、敵対する兵士たちの間にも共通の感情や価値観が芽生えた。
- 兵士たちの間で、戦争の無意味さや悲惨さが認識されつつあった。
戦況が悪化するに従って、戦争をする事の意味を見出す事が出来なくなった兵士たちの士気も下がった事も一つの理由とされています。
クリスマス休戦では、兵士たちが互いにプレゼントを交換したり、サッカーや音楽を楽しんだりするなど、平和な時間を過ごしました。
また、クリスマスの日に戦死者の慰霊を行う兵士もいました。
戦場にいる兵士たちの中には、戦争をするよりも平和を願う気持ちを持つ者も少なくなかったと言えます。
クリスマス休戦に関する出来事

クリスマス休戦は、戦争の悲惨さを浮き彫りにする一方で、人々の平和への願いを示す出来事としても記憶されています。
クリスマス休戦に関する具体的な出来事としては、以下のようなものが挙げられます。
- ドイツ軍の兵士が、クリスマスイブに「きよしこの夜」を歌ったことをきっかけに、両軍の兵士たちが互いに歌を歌い合った。
- 両軍の兵士たちが、無人地帯に出て互いに握手やハグを交わした。
- 両軍の兵士たちが、サッカーや野球などのスポーツを楽しんだ。
- 両軍の兵士たちが、戦死者の慰霊を行うために、戦場に墓地をつくった。
クリスマス休戦は、戦争が勃発してからわずか5ヶ月で起こりました。
しかし、その短い期間の中で、人々の心の中に平和への希望の灯をともした出来事として、今も語り継がれています。
人はなぜ争いをやめない?

人は全てにおいて満たされている場合、争いごとが起きるという事はありません。
しかし、どこかの国や人々が恩恵を受ける一方で、不利益を被っている人たちが居るという事もまた事実でもあります。
人が争いごとをやめない理由は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 本能的な衝動
人には自分や自分の仲間を守るために、他者との争いを避けられない本能を持っています。
これは、人間が進化の過程で、他の動物と競い合って生き残ってきた結果であると考えられており、現代社会においても、その本能は残っています。
- 価値観や利益の対立
人にはそれぞれ異なる価値観や利益を持っています。
そのため、価値観や利益が衝突した場合、争いに発展してしまう事がしばしばあります。
例えば、宗教や政治の違いによる争い、資源や土地などの利益をめぐる争いなどがこれに当たります。
自分と違う価値観の人間を認めるという事は、それだけ大らかな気持ちである事が必要ですが、貧困による欠乏感に満たされてしまうと、そういった精神が芽生えにくくなってしまうものです。
- コミュニケーションの不足
争いの多くは、コミュニケーションの不足によって引き起こされます。
相手の立場や考え方を理解しようとせず、自分の意見を押し通そうとする態度が、争いを助長するのです。
これらの理由により、個人、そして国家の規模に至るまで人は争いごとをやめる事が出来なくなってしまいます。
もちろん、争いごとを完全になくすことは不可能ですが、争いを減らすためには、以下の取り組みが必要と考えられます。
- 本能的な衝動を抑える
争いを避けるためには、本能的な衝動を抑え、理性的に考えるようにする事が重要。
そのためには、自分自身や他者を理解し、共感する力を養うことが大切です。
- 価値観や利益の対立を乗り越える
価値観や利益の対立を乗り越えるためには、お互いの立場や考えを理解し、共通の目的を見いだすことが重要です。
そのためには、対話と協調の精神が欠かせません。
自分本位になるのではなく、相手の立場に立って物事を考える事が大切です。
- コミュニケーションを円滑にする
コミュニケーションの不足を解消するためには、相手の話をよく聞き、自分の意見を明確に伝えることが重要です。
加えて、相手の気持ちを尊重し、理解しようとする姿勢も大切です。
これらの取り組みを通じて、争いのない平和な世界を実現するために、私たち一人ひとりが努力していくことが必要なのです。
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平和な世の中になる為に必要な事

平和な世の中になるためには、大きく分けて以下の3つの取り組みが必要と考えられます。
- 国際社会の協力
国や地域の違いを超えて、国際社会が協力し合うことが重要です。
そのためには、国際法や国際機関を整備し、各国の紛争を平和的に解決する仕組みを構築する必要があります。
また、経済や文化などの交流を促進し、相互理解を深めることも大切です。
- 人々の意識改革
個人のレベルでも、平和の実現に向けて取り組むことが重要です。
そのためには、戦争の悲惨さや平和の大切さを学び、平和に対する意識を高める必要があります。
また、自分の周りの人々と協力し合い、平和な社会を実現するためにできることを考え、行動に移すことも大切です。
- 教育の充実
教育を通じて、人々の相互理解を深め、平和な社会を実現するための力を育むことも重要です。
そのためには、国際理解教育や平和教育を充実させ、人々が異なる文化や価値観を尊重し、共生できる力を身につけることが大切です。
具体的な取り組みとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 核兵器の廃絶
核兵器の使用は、人類の存亡を脅かす危険な行為です。
そのため、核兵器の廃絶に向けた国際的な取り組みを強化することが重要です。
- 貧困や格差の解消
貧困や格差は、紛争やテロの温床となります。
そのため、貧困や格差を解消し、すべての人が豊かで幸せに暮らせる社会を実現することが重要です。
- 環境問題の解決
環境問題は、資源や食料などの争いの原因となります。
そのため、環境問題を解決し、持続可能な社会を実現することが重要です。
これらの取り組みを通じて、私たち一人ひとりが平和な世の中のためにできることを考え、行動していくことが大切です。
まとめ
今回はクリスマス休戦についてまとめさせてもらいました。
クリスマスという特別な日に限らず、世の中が平和である事はとても大切な事でもあります。
僕自身を含め、戦争を知らない世代にとってはその悲惨さを目の当たりにしていない為、実感はないかもしれません。
ですが、令和の時代になってもロシア・ウクライナ戦争であったり、世界各国の資源の不足によって戦争の引き金が引き起こされます。
今回は重い話になってしまいましたが、クリスマスという特別な1日について、改めて考え直すきっかけになればと思いました。
日本に住んでいる一個人としては、増税や値上げラッシュ、将来の年金問題など、課題は山積みではあります。
ですが、世界的にみても日本よりも治安が良い国は数える程度しかありませんので、そういった意味では恵まれていると言えるでしょう。
そういった社会であるからこそ、画家活動をしていく事が出来ているのかもしれませんが、先々の世の中を考えると、皆が平和で幸せに生活していける事を願って止まないです。

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