創作活動を続ける上で、
現実的な壁が立ちはだかる場面は
少なからずあります。
絵を描いたり物作りをする事自体は
時間を忘れて熱中しやすいですが、
基盤となる生活に目を向けると
現実と向き合わなければなりません。
一般的に言えば
芸術・アート分野の職業は、
ほんの一握りの人達を除いて
本業として生計を立てていく事は、
他の職業と比べると
難易度は高い傾向にあります。
絵、小説、音楽、漫才、演劇など、
作り手として成功していくまでは
下積み期間が長い事もザラですし、
運よく成功出来ても
今度はそれを持続させていく
必要がでてきます。
それでも、自分が好きな事を
して生きていく為にも、
成功を夢見て毎年多くの人達が
日々それぞれの夢に向かって
進んで行くような世界でもあります。
とはいえ、結果を出せる人というのは
やはり限られてくるので、
夢半ばで現実を突きつけられる事もあれば、
周囲から「現実を見ろ」などと
諭される事もある事でしょう。
そこでこの記事では、
僕自身の体験を元に、
創作活動を続けていきたいと
思っている方に、
参考にしてもらえればと思います。
創作活動とは
自分の考えや感情、
経験、アイデアなどをもとに、
新しい作品や表現を生み出していく
活動ですね。
絵画やイラスト、小説、音楽、
写真、映像、漫画、工芸など、
その形は多岐にわたります。
これは必ずしもプロとして
活動することだけではありません。
趣味として絵を描いたり、
文章を書いたり、
ものを作ったりすることも
立派な創作活動の一つです。
創作の面白さは、
自分の中にあるものを
目に見える形として残せることにあります。
最初は何気なく始めたことであっても、
長く続けていくうちに技術が身につき、
自分なりの表現や作風が
生まれてくることもあります。
一方で、本格的に活動を続けようとすると、
技術だけではなく時間やお金、
モチベーション、人間関係など、
さまざまな問題とも
向き合う必要があります。
そこでここからは、
僕自身が長年創作を続けてきた
経験を踏まえながら、
活動を続けるために
必要なことについて見ていきます。
続かなくなる主な理由
自ら活動を始めること自体は、
実はそれほど難しいことではありません。
難しいのは、それを数年、
10年と継続していくことです。
創作活動が続かなくなる理由として、
- 思うように上達しない
- 作品を発表しても反応がない
- 作品が売れない
- 仕事や生活が忙しく制作時間が取れない
- 他人と比較して自信を失ってしまう
- アイデアが浮かばなくなる
- 制作そのものに疲れてしまう
といったことが挙げられます。
特にSNSで作品を発表していると、
フォロワー数や「いいね」の数など、
他人の評価が目に入りやすくなります。
自分より後から始めた人が
注目されているのを見ると、
焦りや嫉妬を感じることもあるでしょう。
僕自身も長く絵の活動を続けていますが、
常に同じモチベーションで
制作できていたわけではありません。
思うような成果が出ない時期や、
制作から距離を置いていた時期もあります。
それでも活動を続けるためには、
一時的な感情だけに頼るのではなく、
長く活動できる環境を作っていくことが
大切です。
創作活動を続ける上で必要な7つの行動
理解者を見つけておく事

仮にその人に才能があったとしても、
それを理解して支えてくれる
人の存在が無ければ
成功する事は容易ではありません。
特にメンタル面での消耗もそうですが、
活動を続けていく為の資金を
自ら捻出していく必要がある場合、
時間がいくらあっても足りないです。
もしあなたの実家が太くて
活動をしていく上での十分な資金や
支援の見込みがあるのであれば、
少なくとも活動面では
そこまで困らないと思います。
ですが、僕を含め多くのアーティストは
初めは資金が少ない状態から
スタートすることとなります。
以上のことから、あらかじめ
ある程度の蓄えを貯金しておいた上で
夢を追いかけるという事が
望ましい事ではありますが、
同時に自分の事を理解して
支えてくれる人を見つけておく
必要があります。
言い換えればパトロン(支援者)
となりますが、
最初は応援してくれる身内や
友人がいてくれるだけでも
違ってきます。
仮に現時点で見つからなかったとしても、
まずは自然と人から応援されるように
技術や知識、スキル等を
身につけることから始めていきましょう。
SNSを使って作品を発信していくことで、
徐々にファンも増えてくるようになるので、
スキルの上達と同時に
発信も心がけていくと良いですね。
今後、作家を続けていく上で
沢山の挫折を経験していく事となりますが、
その都度支えになってくれる
人の存在があるだけでも、
気持ちを持ち直す事も出来ますからね。
情熱を持ち続ける事

創作活動を始めた理由は
人それぞれ異なります。
憧れの作家さんがいたり、
趣味が高じて作品を作り始めるなど、
多種多様な理由があると思います。
このように最初はほんの些細な
出来心から始め、
次第に人の目に触れて注目されていく度に、
様々な葛藤や理想と現実のギャップに
苛まられる事もあるかもしれません。
その際にいかに情熱を持ち続け、
日々邁進していけるかという事が
活動を継続させていく為に必要な
原動力ともなってきます。
何かしらのプロとして名乗る際に
長期間の訓練が必要になることも多い
と言われています。
僕自身、高校生の頃から作品を作り始め、
美大入学から卒業後に至るまで
15年以上創作活動を続けています。
そのため、一朝一夕とはいきませんが、
本格的な活動を続けていくためにも、
鍛錬の一環として1万時間を
目指す価値はあります。
どの段階で活動を始めるかは
その人に自由ですが、
それと同時に辞めるのも
その人の自由です。
情熱を持ち続けるという事は
容易ではありませんが、
それでも残り続けている人は
自身を奮い立たせ、
情熱を持ち続けて邁進した
人でもあります。
技術を磨き続ける事

才能やセンスがあったとしても、
それを裏付ける為の技術や
理論というものが備わっていないと、
作品自体の厚みも無く
薄っぺらいものとなってしまいます。
技術がある事によって、
自身が表現したい事をより鮮明に
表現していく事にも繋がります。
実は、才能がある人ほど
技術を磨くためにたくさんの努力を
日々積み重ねています。
才能というものは
生まれ持った部分もありますが、
それを開花させるためには
相応の時間が必要になってくる
ということです。
特に創作分野というのは、
スポーツのように生まれ持った
骨格や筋肉が必要な分野に比べて、
比較的努力で能力を鍛える事ができる
分野でもあります。
デッサン、色彩構成、空間構成、構図、
構成、ライティング、絵画技法などは
ある程度体系化されているので、
段階を踏んでいければ
努力で身につけていくことが
できるようになります。
僕自身、美大に合格できても
デッサンに苦手意識があったのは
今も変わらず持っていますが、
それでも訓練を続けて
人に絵を買ってもらえるくらいに
なりました。
また、ある程度軌道に乗ってきた際にも、
ファンからは次々新作を
求められるようにもなってきます。
その際にこれまで培ってきた技術を踏まえ、
新たな作品を創り出していかなければ
なりません。
この際に必要なのが
基礎力となりますが、
逆に言えばこの基礎が
しっかりと身についていれば
応用に発展する事ができるという事です。
技術を磨く事に終わりは無いので、
日々鍛錬として訓練していきましょう。
軌道に乗るまでひたむきに努力を続ける事

何事にも言える事ではありますが、
スタートから軌道に乗るまでが
一番つらく大変な事でもあります。
それが人によっては半年や
1年だったりもするでしょうが、
5年10年経ってようやく軌道に
乗る人も居る事でしょう。
僕自身、2年浪人して美大に入学しましたが、
周囲の同級生らは大学生活をしている中
一人だけ取り残された感覚でした。
当時のこの3年間の回り道を思い返すと
辛かったの一言で片付けることはできませんが、
それでも諦めずに続けてきた事が
今の粘り強さにも活きていると思っています。
もちろん、軌道に乗ったからといって
努力を怠って良いという訳では無く、
その後も継続していく必要はあります。
ゼロを1にする事が最も大変ですし、
一番時間をかける必要がある箇所ですが、
今度はそれを5、10、15と
積み上げていく必要があります。
軌道に乗る前に夢半ばで
諦めてしまわぬよう、
ひたむきに頑張りましょう。
活動資金を確保しておく事

実際に夢を追いかける上で、
切っても切り離せないのが
活動資金の問題です。
資金が無い事には
道具を揃える事も出来ませんし、
スキルを磨くために
勉強や指導を受ける際のお金も
必要になってきます。
加えて、作品を発表する際の
会場費用やらDMなどの宣伝広告費など、
数えたらキリはありません。
生活費も加えるとなると、
数ヶ月〜半年程度の資金に
余裕のある状態でないと、
活動していく事すら
難しくなってしまいかねません。
といっても、大半の人たちは
会社員やアルバイトを続けながら
制作活動を続けている人たちが多いです。
この場合も制作とのバランスは必要ですが、
工夫が必要になってきます。
また、初めの内は時間をかけて
作り上げたものが
売れる保証もありませんので、
下積みの時期はしばらく赤字が
続いてしまうという事を覚悟しておく
必要があります。
例えば銀座で絵の個展をやる場合、
1週間レンタルした場合ですと
会場費として15万円〜かかりますし、
他にも搬送費用や成約した後の
販売手数料もかかります。
それ以前に制作に関する画材にも
費用がかかってくるので、
それを踏まえた上で
黒字にして利益を得る必要があります。
すでに知名度や実績がある人であれば
黒字にすることは可能になってきますが、
いきなり利益を出すこと自体
かなり難しいと言えるので、
地道な努力が必要になってきます。
ある程度の貯蓄を蓄えた後に
活動を始める人も居れば、
アルバイトを掛け持ちしながら
活動を続けていく人も居るので、
いずれにせよ相応の覚悟は
必要となってきます。
仕事をしながら続けるには
創作だけで
生活できるようになるまでは、
会社員やアルバイトなどの仕事と
並行して制作する人も少なくありません。
僕自身、アルバイトを続けながら
制作を続けていましたし、
少しでも貯蓄ができたら
すぐに自己投資として
事業の仕組み構築に
資金を投じてきました。
この場合に大切なのは、
まとまった時間が
できるのを待つのではなく、
生活の中にあらかじめ制作時間を
組み込んでおくことです。
例えば、
- 仕事のある日は30分だけ制作する
- 休日の午前中を制作時間にする
- 移動時間にアイデアをメモする
- 制作する曜日をあらかじめ決めておく
など、自分の生活に合わせた
仕組みを作ることができます。
毎日何時間も制作できなくても、
長期間積み重ねていけば
大きな時間になります。
僕自身も絵の活動だけに
集中できる時期ばかりではなく、
仕事や生活とのバランスを取りながら
制作を続けてきました。
実際に長く続けるのであれば、
短期間に無理をするよりも、
自分が継続できるペースを
見つけることの方が大切です。
人生の中で使える時間には
限りがあります。
その中で少しずつでも
創作する時間を確保し、
自分の作品を積み重ねていくことが、
長く活動を続けることに
つながっていきます。
結果が出るまで継続する事

活動を続けても
一向に芽が出ないのであれば、
いずれ周囲からも見放され、
白い目で見られてしまう事と
なってしまいます。
本人がいくら頑張っているにも関わらず、
それに結果が伴わない状態が
続いてしまうのであれば、
やっている本人にとっても辛い事だと思います。
もちろん、
結果を出す為には実力もそうですが、
運やその時々の状況によって
左右されたりもするので、
一概に結果を出すという事は
それほど容易な事ではありません。
とはいえ、プロとして
活動していくのであれば
尚更成果を出していかなくては
ならなくなります。
ビギナーズ・ラックで運よく結果が出せて
時の人になれたとしても、
一発屋でその後も続かない人も居ますが、
結果が出ず何年も続けていけるほど
周囲は優しく見てくれません。
趣味で続けていくならまだしも、
きちんと裏付けされた理論や
技術を元に結果を出していくという事が、
作家を続けていく上で必要な
スキルとなってきます。
結果が出ない日々が続くのは
非常に辛い時期ではありますが、
日々仮説を立てて
改善と検証を繰り返し
行なっていくことでしか、
前に進むことには至りません。
日々感謝を忘れない事

作品を作って発表した際に、
それを観る人が必ず居るという事を
忘れないようにする必要があります。
これまで上手くいったにせよ
そうでなかったにせよ、
努力を重ねていれば
見てくれる人は必ず存在します。
実際に結果を出せる程の
実力が付いてきた際に
人は傲慢になり、
それにあぐらをかいてしまう事も
あります。
下積み時代の何も成し得ていなかった
時期を支えてくれた人や、
現在進行形で支えてくれる方々に対しての
感謝の気持ちを忘れず持っておく事は
大事なものとして受け止めておきましょう。
まとめ
今回は夢を追い、
創作活動を続けていく上で
必要な事についてまとめました。
芸術関係は人気商売なので、
サラリーマンのように
安定とは遠いかもしれませんが、
自分で始めた以上、
悔いのない生き方を
していきたいですよね。
今回書いた内容が
あなたにとって参考になれば幸いです!
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