『初めて学ぶ遠近法』レビュー。20年以上読み継がれてきた定番書

初めて学ぶ遠近法 レビュー

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この記事では、書籍『初めて学ぶ遠近法』についての個人的に思った良し悪しについてのレビューをまとめております。

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数ある遠近法について書かれた書籍の中でも、本書は初心者から本格的に絵を描いている人にまで幅広く対応している書籍でもあります。

これから遠近法・パースについて学びたい方や、復習としてもう一度学びなおしたいという方にとって手元に置いておきたい一冊です。

 

書籍情報

 

【著者】

Philip William Metzger

【発行人】

藤岡功

【発行】

株式会社エムディエヌコミュニケーション
〒102-0075 東京都千代田区三番町20
http://www.MdN.co.jp

【発売】

株式会社インプレスコミュニケーションズ
〒102-0075 東京都千代田区三番町20
TEL:03-5275-2442 FAX:03-5275-2444(出版営業)

【印刷・製本】

大日本印刷株式会社

【初版第1刷発行】

2012年4月21日

 

『初めて学ぶ遠近法』目次

 

本書に記載されている内容は以下のものとなっております。

 

第一章

・はじめに
・重ね合わせ(対象を重ねる)
・大きさと間隔の変化
・大きさと間隔の変化
・立体感表現
・細部と輪郭
・色彩と明暗の変化
・線の収束
・消失点と視高
・角度の目測

 

第二章

・単純な箱を遠近法で描く
・透かし描き
・見えない輪郭線を探す
・消失点を自由に設定
・角度を正しくとらえる
・遠近法の中心
・遠近法の中心を使う
・スケッチの修正
・ドアや窓をつける
・箱の中の箱
・ガラスの家を描く
・対象の集合体
・高さの違い

 

第三章

・円と楕円
・円形の対象物
・円柱の組み合わせとして考える
・アーチ
・誇張する事で違いを明確化
・相対的な大きさの違いを計測
・消失点が3つ以上の場合
・垂直線が収束する場合
・傾斜
・道路、小道、車道
・農地と川
・階段
・性格に描く必要がある場合
・典型的な遠近法の間違い
・結び

『初めて学ぶ遠近法』より一部抜粋

 

第一章では遠近法の導入部として、モノの見方や配置の仕方の違いによって生じる空間等について書かれており、遠近法の基礎について学ぶことが出来ます。

また遠近法についての基本でもある「奥行」を理解する上での一点透視図法についても書かれており、アイレベル(目線の高さ)線の収束について学ぶことが出来ます。

関連記事 ⇒ 一点透視図法とは?

 

第二章では、二点透視図法を用いて描かれる単純な箱を元に、家の描き方や家具の描き方といった応用について書かれています。

 

はじめて学ぶ遠近法

『はじめて学ぶ遠近法』より

 

関連記事 ⇒ 二点透視図法とは?

 

第三章では、理解が難しい楕円のパースの描き方についての詳しい解説が書かれています。また、曲線で構成される対象物の描き方についても触れられています。

さらに三点透視図法についてであったり、階段や床のタイルといった複雑なモノの描き方についても触れられているので、やや複雑なモノを描く際の参考になります。

関連記事 ⇒ 三点透視図法とは?

 

どんな人におススメ?

 

これから絵の描き方について学ぶためにも、遠近法についての知識を深めておく事で、立体的な絵の描き方からモノの捉え方についての理解を得る事となります。

はじめて学ぶ遠近法

『はじめて学ぶ遠近法』より

 

この遠近法を知っている事で画面に奥行きが生まれ、パースの狂いが無く写実的な絵を描く事が出来るようになります。

そこで本書を読む事によって、遠近法について主に以下の事を学ぶことが出来ます。

 

・遠近法についてイチから学びたい
・立体感の絵を描けるようになりたい
・パースの狂いが無い風景画を描きたい
・消失点の設定方法を理解する
・室内を描く方法
・奥行き感のある絵の描き方
・空気遠近法について知りたい
・楕円の描き方について
・曲線のパースの付き方
・アーチの描き方
・遠近感を演出する為のモノの配置の仕方
・消失点が沢山ある場合の絵の描き方
・スケール感の違う建物の描き方
・階段のパースの描き方
・間違った遠近法の見分け方

 

初心者の人にとっても十分に理解のしやすい解説となっておりますので、手元に置いておくと読み返す上で重宝します。

 

この本のマイナスポイントは?

 

Amazonのレビューでも星5つ中4.1(2021年1月時点)と、購入者からの評判も概ね良い本書ですので、遠近法の基本を学ぶ上でも良書であると伺えます。

実際に私も購入した身からしてみたら基本的な遠近法やパースについてはもちろんの事、一通り読み終えた後でも確認の為何度も読み直す際に重宝しております。

 

そういった中であえてデメリットを挙げるとすれば、遠近法の基礎的な内容から書かれているので、より詳しく複雑な構成の場合の描き方までには至っていませんでした。個人的には透視図法の参考例についてのバリエーションがもう少し欲しかったなと感じました。

 

また、掲載されている課題の解答が抜けている箇所もあった点がやや不満ではありましたが、それ以外にマイナス点は特に無く、良書として重宝しております。

遠近法について分かった気になっていても意外な見落としたあったりもするので、そういった点を補うという意味でも一冊手元に置いておくと良いのではないでしょうか?

 

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