この記事では、1時間半という時間内で描く樹木のドローイングの手順について紹介しております。
1時間半と言うとややスケッチよりもやや精度を上げたものではありますが、応用していく事でデッサンにも役立てていく事も可能です。
デッサンとしては短い時間ではありますが、大まかな手順や描くポイントなどを押さえていただけると幸いです。
※ちなみに、今回はスマホからの撮影ですので、人によっては見づらい方もいるかもしれません。汗
今後は極力改善していける箇所がありましたら行おうと思うので、何卒よろしくお願いします。
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目次
樹木を描く
こちらの画像は、以前旅先で撮影した樹です。
この写真を元にドローイングの手順について紹介させて頂きます。
線で大まかなアタリをつける
まずは樹木の大まかなあたりを描いていきます。この際に必ずしも正確な形である必要もないので、頭で考え過ぎず見たままの形を捉えて描きます。
またこの際に画面のバランス的にも、なるべく中央に樹木が配置されるように意識すると良いでしょう。
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光を意識しつつ鉛筆で調子をのせる
光を意識する事で、木の幹を立体的に捉える事となります。
画像ですとやや曇りがかっていますが、太陽光の光源を意識しながら光と影を描いていきます。
この絵の場合は少し逆光気味を想定しております。
ちなみにドローイング・デッサンの場合、基本的に光源は一箇所に設定します。
光源が複数ある場合ですと、立体的に把握する事が難しくなる為、デッサンやドローイングでは光源は一箇所で設定します。
地面との接地面も意識する
絵の中ではそれほど見えませんが、地中深くまで木の根が張り巡らされているからこそ立派な樹木となっていくものです。
ですので、地面との接地面をしっかりと描く事でよりどっしりとした樹木を描いていく事に繋がっていきます。
濃い部分を意識しながら全体的に手を回していく
画面の中で一番暗い場所はどこなのかを決めておく必要があります。
この絵の場合ですと幹の窪みなどが該当するでしょう。
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葉っぱを描く
一枚一枚丁寧に葉っぱを描こうとするのではなく、全体的なバランスを見つつ大まかな葉っぱのシルエットを描いていきます。
密になり過ぎず、かといってスカスカになり過ぎないように気をつけながら葉っぱを描いていきます。
木の幹を描き込む
全体的な画面のバランスを見ると、この絵の場合木の幹が一番暗い箇所となります。
しかし、だからといって木の幹を暗く描きすぎるとかえって重々しい印象になり兼ねません。ですのでこの段階では一番暗い箇所でも、白から黒へのグラデーションの中で濃い目のグレー位の濃さが望ましいかもしれません。
(下の画像の場合、7~9程の濃さ)
画面内においての白から黒までの明暗バランスを意識する
一番暗い箇所を濃く描くのではなく、全体的に見ながら徐々に色を重ねていくやり方が好ましいかと思われます。
初めから黒が強すぎると、修正をしたい場合紙が汚れてしまいやすくなってしまう事もありますので、徐々に徐々に濃くしていくイメージです。
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線を意識しながら描き込んでいく
遠目からだと分かりづらいですが、色んな線を重ねていく事によって立体感を演出する事が出来ます。
今回は線をやや強調して描いてみましたが、理想的にはなるべく線は目立たなくした方が好ましいかもしれません。
上記を繰り返し行い描き込む
ここまで来たらあとは上で書いた事の繰り返しとなっていきます。
熱中すると一箇所だけを描き込んでしまうので、なるべく偏らず満遍なく描き込んでいく事を心がけるようにしておきましょうね。
完成
今回はここで完成とさせてもらいます。
ややアッサリとしてしまいましたが、ゴツゴツとした木の幹と地中から生えてくる様子を描いております。
紙の上部にまばらに描いた葉っぱのバランスを見つつ仕上げてみました。
それではここまでご覧頂き、ありがとうございました。
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樹木のドローイングを終えて
実際に絵画教室等でデッサンをすると半日くらいかけて行うかもしれませんが、今回は短時間で描ける範囲の一例を紹介させてもらいました。
今後さらに描き込む事で、より立体感や質感を演出する事となってきますが、デッサンをする上で一箇所に集中して描き込むのではなく、全体的に満遍なく手を加えていく必要があります。
おすすめ書籍
今回は短時間での描く手順の紹介となってしまいましたが、描き込みを増やし、ドローイングやデッサンをする上での描き方について意識して頂ければと思います。
また、線の重ね方や手順についてオススメな書籍についてご紹介させてもらいます。
書かれている内容を参考にされても良いですし、気になるポイントを見直す際に活用するのでも良いと思います。
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