日本に存在する美大・芸大というのは、文系・理系といった大学と比較するとその絶対数がかなり少ないです。
それ以前に進学する生徒も少ないですし、一般の大学と比べても学費が高い傾向にある事もあり、仮に進学出来ても学費を払えないという人も少なくは無い事かもしれません。
この記事では、そんな美大・芸大に進学し、のちに卒業した後どのような進路を進むかについてまとめてみました。
やや独断と偏見で書かれている箇所もありますが、これから美術系の学校に進学する方に何かしら参考にして頂けると幸いです。
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就職する
美大は一般の大学と比べて見ても就職率は低い傾向がありますが、それでも卒業生のおよそ半分の学生は学部を卒業後、就職する事となります。
僕の周りでも、特にデザイン系の学生は就職して社会人になるという人はやや多かったです。
例えばグラフィック系の学生であれば広告業界に就職したり、建築方面であれば設計事務所などの意匠系の分野に進む人も居ました。
また、在学中に教職課程を取得する事によって、中学・高校の美術教師を目指す人も居ました。
中には美術とは全く関係の無い職種に就く人も居ますが、自分の能力を求めてくれる会社と縁があった際にその会社に就職するという事もあるようです。
大学院に進学する
学部で4年間学んだ後、より知識を深めていく為に大学院に進学する人も居ます。
僕自身、学部を卒業後就職せずに大学院へと進学しましたが、特に専門分野を深めていこうとした際に、進学を決める人も居ます。
もちろん、就職を後伸ばしにする為に大学院へと進む人も居ない事もありませんが。。。
この場合、数年間の猶予期間が延びたので、その間に準備を進めておく必要を迫られます。
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ニート
残念ながら、高い倍率を勝ち抜いて美大・芸大に受かったとしても、卒業後その能力を生かす事なくニートになってしまう人も居ます。
これは美大に限らずではありますが、就職活動を怠ってしまったり、社会に適合が出来なかった際に一度社会のレールから外れてしまう事となってしまいます。
在学中は好きな絵を描く事に専念する事が出来ますが、社会と接点を持とうとする際に、上手く噛み合わないなどの要因は挙げられる事でしょう。
20代であればまだやり直しが利くかもしれませんが、いずれにせよ成人後は自分で責任を取っていかざるを得ませんよね。
フリーで活動する
大学を卒業後、企業に就職せずにそのままフリーで仕事をしていくという方も居ます。
とはいえ、そういう人は稀で、在学中から何かしらのスキルや人脈を身に付けている人に限られてくる事でしょう。
学生時代は大学で専門知識を学ぶことが出来ますが、実際に社会に出て働いた経験は無いに等しいので、卒業後フリーで働くという人は身を切る覚悟をする必要に迫られます。
企業に属せず、自らフリーランスとして働くという事は、全てにおいて責任を自ら負う形となる事でしょう。
そのため、あらかじめ在学中から準備をしておき、ある程度のビジョンを持っておく必要があります。
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アルバイト等で生計を立てながら制作を続ける
在学中に身に付けた技術や知識などを元に、卒業後も作家として制作を続ける傍ら、生計を立てる為にアルバイトをしていく人も居ます。
大学に入学後、作家として生活をしていく事を夢見る学生は少なくありませんが、大成するのはほんの一握りの人のみで、その他大勢の学生らはアルバイト等の何らかの収入を得る手段を得ておく必要があります。
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運よくパトロンが見つかれば良いかもしれませんが、それまでは制作とは別に仕事をしていく必要がありますね。
アーティストも一人の人間ですので、何かしらの方法で生計を立てていかなければなりません。
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まとめ
美大生、芸大生の卒業後の進路についてまとめました。
せっかく才能が認められて入学出来たのですから、卒業後もその能力を活かし、社会に出ても活躍出来るものでありたいものですよね。
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