一般的に言えば、「作家」という職業はほんの一握りの人達を除いて、本業として生計を立てていくのは困難な事です。
絵、小説、音楽、漫才、演劇など、作り手として成功していくまでは下積み期間が長い事もザラですし、運よく成功出来てもそれを持続させていく必要もあるでしょう。
それでも、自分が好きな事をして生きていく為にも、成功を夢見て毎年多くの人達が日々それぞれの夢に向かって進んで行くような世界でもあります。
とはいえ、結果を出せる人というのはやはり限られてくるので、夢半ばで現実を突きつけられる事もあれば、周囲から「現実を見ろ」などと諭される事もある事でしょう。
この記事では、僕自身作家を続けているという事もありますが、これから「夢を追いかけたい!」という方々に、少しでも参考になる所があればと思います。
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目次
理解者を見つけておく事
仮に、その人にいくら才能があったとしても、それを理解して支えてくれる人の存在が無ければ成功する事は困難な事でしょう。
特にメンタル面での消耗もそうですが、活動を続けていく為の資金も自ら捻出していかなければならないとなると、時間がいくらあっても足りないです。
ですので予め、ある程度の蓄えを貯金しておいた上で夢を追いかけるという事が望ましい事ではありますが、同時に自分の事を理解して支えてくれる人を見つけておく必要があります。
言い換えればそれは「パトロン(支援者)」だとも言えますが、最初は応援してくれる人身内や友人がいてくれるだけでも違ってくる事でしょう。
作家を続けていく上で沢山の挫折をいくつも経験していく事となりますが、その都度支えになってくれる人の存在があるだけで、気持ちを持ち直す事も出来ますからね。
情熱を持ち続ける事
始めた理由は人それぞれ違う事だと思います。
憧れの作家さんがいたり、趣味が高じて作り始めるなど、多種多様な理由がある事でしょう。
初めの内はほんの些細な出来心ではありましたが、次第に人の目に触れ、注目されていく毎に様々な葛藤や理想と現実のギャップに苛まられる事もあるかもしれません。
その際に、いかに情熱を持ち続け、日々邁進していけるかという事が活動を継続させていく為に必要な原動力ともなってきます。
どの段階で活動を始めるかはその人に自由ですが、それと同時に辞めるのもその人の自由です。
情熱を持ち続けるという事は容易ではありませんが、それでも残り続けている人は自身を奮い立たせ、情熱を持ち続けて邁進した人でもあります。
技術を磨く事
才能やセンスがあったとしても、それを裏付ける為の技術や理論というものが備わっていないと、作品自体の厚みも無く薄っぺらいものとなってしまいます。
技術がある事によって、自身が表現したい事をより鮮明に表現していく事にも繋がりますからね。
また、ある程度軌道に乗ってきた際にも、ファンからは次々新作を求められるようにもなってきます。
その際にこれまで培ってきた技術を踏まえ、新たなものを創出していかなければなりません。
技術を磨く事に終わりは無いのです。
軌道に乗るまでひたむきに努力を続ける事
何事にも言える事ではありますが、スタートから軌道に乗るまでが一番つらく大変な事でもあります。
それが人によっては半年や1年だったりもするでしょうが、5年10年経ってようやく軌道に乗る人も居る事でしょう。
もちろん、軌道に乗ったからと言って努力を怠って良いという訳では無く、その後も継続していく必要はあります。
軌道に乗る前に夢半ばで諦めてしまわぬよう、ひたむきに頑張りましょう。
活動資金を確保しておく事
実際に夢を追いかける際に、切っても切り離せないのがお金の問題です。
お金が無い事には道具を揃える事も出来ませんし、スキルを磨くために勉強や指導を受ける際のお金も必要になってきます。
加えて、作品を発表する際の会場費用やDMなどの宣伝広告費など、数えたらキリはありません。
生活費も加えるとなると、ある程度資金に余裕のある状態でないと、活動していく事すらままならなくなってしまう事でしょう。
また、初めの内は時間をかけて作り上げたものが売れる保証もありませんので、下積みの時期はしばらく赤字が続いてしまうという事を覚悟しておく必要があります。(それまでの人間関係や人脈がある人であれば売れる可能性も上がりますが)
ある程度の貯蓄を蓄えた後に活動を始める人も居れば、アルバイトを掛け持ちしながら活動を続けていく人も居るので、いずれにせよ相応の覚悟は必要となってきます。
結果を出す事
活動を続けても一向に芽が出ないのであれば、いずれ周囲からも見放され、白い目で見られてしまう事となってしまいます。
本人がいくら頑張っているにも関わらず、それに結果が伴わない状態が続いてしまうのであれば、やっている本人にとっても辛い事でしょう。
結果を出す為には実力もそうですが、運やその時々の状況によって左右されたりもするので、一概に結果を出すという事はそれほど容易な事ではありません。
とはいえ、プロとして活動していくのであれば尚更確実に結果を出していかなくてはならなくなります。
ビギナーズ・ラックで運よく結果が出せて時の人になれたとしても、一発屋でその後も続かない人も居ますが、結果が出ず何年も続けていけるほど、周囲は優しく見てくれません。
趣味で続けていくならまだしも、きちんと裏付けされた理論や技術を元に結果を出していくという事が、作家を続けていく上で必要なスキルとなってきます。
日々感謝する事
作品を作って発表した際に、それを観る人が必ず居るという事を忘れないようにする必要があります。
これまで上手くいったにせよ、そうでなかったにせよ、努力を重ねていれば見てくれる人というのは必ず存在します。
実際に結果を出せる程の実力が付いてきた際、人は傲慢になり、それにあぐらをかいてしまう事もあります。
下積み時代の何も成し得ていなかった時期を支えてくれた人や、現在進行形で支えてくれる方々に対しての感謝の気持ちを忘れないようにしておく事はとても大事な事であります。
まとめ
夢を追い、作家を続けていく上で必要な事についてまとめました。
人気商売ですので、安定とは遠いかもしれませんが、自分で始めた以上、悔いのない生き方をしていきたく思いますよね。
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