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【ペン画】動物を描く手順とコツを8つのステップで徹底解説します!

猫 ペン画

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こんにちは。画家の小笠原です。

僕が描いた作品です。

作品集はコチラ

 


僕自身、ペン画を描き始めてから
10年以上経過しておりますが、
枚数を重ねるごとに新たな発見が
見つかる事も未だにあります。

その度に

「次はこのタッチを組み合わせてみよう」

「今度はこのモチーフと組み合わせてみよう」


など。

描けば描くほどアイデアが生まれてきて、
自分の脳が刺激されるのだと思わされますね。



中でも、特に「動物」というモチーフは、
僕にとっての大きな
インスピレーションであったり、
創作意欲を引き立てられるものと
実感できます。

幼い頃から身近に生き物に
触れる機会が多いためか、
動物をモチーフとして描く事は
自身の制作活動をする上で
不可欠な要素と言っても
過言ではありません。



そこで今回は、ペン画で動物を
描くための手順とコツについて、
自身の体験を通じた上で
詳しく解説をしていきたいと思います。

細かいステップごとに分けて
解説をしていくので、
是非とも参考にしていただけると
幸いです。

観察と参考資料の準備

参考資料


まず初めに、あなたが描きたい
動物についてしっかりと観察をしましょう。

絵を描く事の基本として
特に大事な事は

「モチーフをしっかりと観察する事」

であるからですね。

モチーフの観察をする事で
これまで漠然とイメージしてたものが
実際にはそうでなかったり、
あるいは新たな発見が見つかったりと
する場合もあります。

例えば動物の毛の流れであったり、
部位によって毛量に差があったりと、
意外と見落としている部分が
多くあるという事が分かるからです。




そこで参考資料として写真や動画であったり
実際の動物を観察することが大切です。

この際に、可能であれば実物を
観察する事が望ましいですが、
間近でみる事が難しい場合もありますよね。



もちろん、可能な限り実物を
観察するのが望ましいですが、
それが難しい場合はYouTube動画や
画像を参考にするのでも構いません。

ライオンをモチーフに描こうとしても、
実物のライオンを見れる機会というのは、
日本だとそう滅多にはありませんからね。



モチーフとなる動物をよく観察をする事で、
その動物の特徴や体の構造、
毛の生え方や色合いなどを
理解する事が出来るようになります。


また、動物がどのように動き、
どのようなポーズを取るのかも
観察すると良いですね。

描くコツ


動物を描く上で、まずは動物の

「骨格」や「筋肉の流れ」

といった要素を意識して
描いていくようにしましょう。



これらを意識して描かないと、
平面的な絵になってしまったり、
動物本来の生き生きとした生態を
描く事が出来なくなってしまうからです。


その為にも、動物の骨格標本であったり、
技法書あるいは参考書などが
手元にあるといつでも見返す事が
出来て便利ですね。



おすすめの参考書と骨格標本について
以下で紹介をしておきますね。



これらの知識を得る事により、
動物の自然な姿勢や動きを
より具体的に表現しやすくなります。



さらに必要であれば、何枚かの
写真を組み合わせてみたりと、
異なる角度からの情報を集めてください。

多角的な視野を持つ事で、
動物の生き生きとした姿形を
表現する事に繋がってきます。

下書き:基本形のスケッチ

ペン画 猫 あたり
猫の下書き


ペン画は一発描きのように直接ペンで
描き始める事もありますが、
特に初心者の場合ですと
最初は鉛筆で下書きをするのが
おすすめです。

個人的には練習用として
時々は下書き無しで
描く事もありますが、
基本的には下書きありきで
制作をしていく事がほとんどです。




そこでまず初めに、
動物の輪郭や基本の形を
簡単に鉛筆でスケッチする事から
始めていきましょう。

動物の体をシンプルな
幾何学的な形状に分けて描き、
全体のプロポーションを
決めていきます。



例えば頭は円で表現し、
胴体は楕円、足や尾は直線や円柱
といったイメージで
大まかに構成していきます。


これを元に大まかなシルエットを決める事で
全体のバランスが整いやすくなります。



特に初心者の方や真面目な人ほど
細部から描き始めがちではありますが、
全体の構造を理解した上で
細部を描いていかない事には
せっかく描き込んでもそれが活かされません。

なので、まずは全体の構造を把握した上で
描いていくように心がけておきましょうね。

描くコツ


先ほど言ったように、動物の体を
「パーツ」ごとに分けて描く事で
バランスが取りやすくなります。


最初は胴体や頭部などを
大きな形で捉える事から始め、
徐々に細かい部分に進むのが
バランスをとりやすくなります。



次に下書きの線を描く際は、
練り消しゴムを使って線を消しやすい程度の
力で描くと良いでしょう。

その理由として初めの段階から
下書きを濃く描き過ぎてしまうと、
紙を痛めてしまう原因にも
なってしまうからですね。

輪郭線のペン入れ

ボールペン


次に、先ほど描いた下書きの線の上から
ペンで輪郭を描いていきます。

ここで重要なポイントは、
動物の特徴を正確に捉えつつも、
線に強弱をつけて描いていく事です。



その理由として、線にリズムや
動きを与える事によって、
毛並みの柔らかさや硬さ、
質感などが表現しやすくなる為ですね。

輪郭線を描いた後に、
透明水彩絵の具を使った着彩を
する事も出来ます。

描くコツ


輪郭線を描く際は、使うペンの種類に
注意しながら描くのがコツです。

個人的にはペンの太さは
全て0.05mmのミリペン、
あるいは丸ペンを使って描いていますが、
太さを変える事で、より印象的な
輪郭線を描く事が出来るようになります。



細いペン(0.05mm~0.1mm)は
細かい部分や繊細な毛の描写に適しており、
太いペン(0.3mm~0.5mm)は
輪郭線や影の濃い部分に使います。

自然な線を描くために、
ゆっくりと手を動かしながら
線を描くと良いですね。

滑らかで流れるような線を描く事で、
動物の柔らかさや動きを表現していきましょう。

僕の場合、ミリペンを使う際は
すべて0.05mmのペンを使っており、
それ以外の太さのペンに関しては
ほとんど使いません。

これに関しては、それぞれの
制作スタイルや表現方法に
合わせて変えていく方が
良いと思います。

ペンのタッチを使って質感と毛の描写

猫 ペン画
ペンのタッチを使って猫の毛並みを描く


次のステップとして、
動物の毛や皮膚の質感を
ペンで表現していきます。

ペン画ではほとんどが『線』での
表現となってしまう為、
毛の流れや方向を正確に描く事が
とても重要な要素となります。



線を描く際は毛の長さや密度、
硬さに応じて、異なるタッチを
使って描いていきます。


例えば短い毛は短いストロークで描き、
長い毛は長いストロークで
描くといったイメージです。



この際に、ペンの種類によって
描き方が変わってくるので、
使うペンの特性を活かす事が大切です。

たとえば、細いペンは繊細な
線を描くのに適しており、
毛の表現や細部の描写に役立ちます。



一方で太めのペンは、影や
力強い輪郭を描くのに適しています。

色々なペンを使い分けて、
異なる質感を出すと良いですね。

描くコツ


毛の描写を描くコツとしては、
毛の方向を常に意識しつつ
線を描いていく事です。

動物の体の形に沿って毛が生えているので、
その流れに従って線を描くことが大切です。



また、毛の「密度」を表現するためにも、
部分的に線を重ねたり、
隙間を開けたりして描くと良いですね。



イメージとしては

「柔らかい部分は軽いタッチで描き、
硬い部分や濃い影の部分は
強めのタッチで描く」

といった具合で描き分けをしていくと
描きやすくなります。

陰影と立体感の表現

タイトル「笑み」
2018 A5サイズ ボールペン


ペン画で陰影をつける技法には
いくつかの方法があります。

中でも一般的なのが、

  • 平行線
  • クロスハッチング
  • からまり線
  • 波状線
  • クロスライン



といったこれらの技法となります。

ペン画の場合これらを使って濃淡を表現し、
立体感を出していきます。




中でもハッチングという技法は
ペン画の中でも特に多用する
技法となっています。

こちらの記事ではハッチングについて
詳しく解説をしているので
参考にしてみてください。

ペン画 ハッチング



この際に光源の位置を意識し、
明るい部分と暗い部分の対比を
意識しながら描いていきましょう。



光源の設定に関しては、
デッサンの基本的な手順の一つですので、
しっかりと意識して描くようにしていきます。

デッサンの一通りの手順に関しては、
以下の記事を参考にしてみてください。

ステップ



またペン画は着色の有無に関わらず、
線のタッチで立体感を出す事が
求められます。

そのため、陰影を効果的に使って、
動物の体の丸みや凹凸を
表現すると良いでしょう。

描くコツ


平行線の間隔を変えて描写をしていく事で、
陰影の濃淡を調整します。

間隔を狭くするほど暗く、
広くするほど明るく見えるといった具合です。

線の密度
平行線同士の密度によって濃さが変わります



また、クロスハッチングを使う事で、
影がより深く見えるように描いていきます。

濃い影が必要な部分には、
線を何層も重ねて描いていくと良いですね。



さらに曲線同士を重ねたハッチングを使う事で、
動物の丸みや立体感をよりリアルに表現できます。

毛の流れを理解して描く

猫


動物を描く際、毛の流れを
理解して描くことが重要です。

動物の毛は体の形に沿って生えている為、
その方向や密度を意識しながら
描いていく事で、
よりリアルな表現が可能になります。




先ほど紹介したクロスハッチングと
組み合わせつつ、
長い毛や短い毛、太い毛や細い毛の
違いを意識しながら
線のタッチを調整していきましょう。

動きや姿勢に注目する

虎


動物の生き生きとした姿を描くためには
その動物の動きや姿勢を描く事が
とても大事です。

毎回ベストなタイミングで
撮影する事は出来ませんし、
動物によっては常に動き回る
生き物も多いからです。



動物の自然な動きを観察し、
それをペン画に取り入れることで
静止画でも動きを感じさせるような
作品にしていく事が出来ます。

曲線をうまく使って、柔軟な動きや
ポーズを表現していくと良いでしょう。

背景や仕上げ


最後に、動物だけでなく背景にも
少し工夫を加える事で全体的に
絵が引き立ちます。

背景を描くことで動物が
立体的に浮かび上がり、
周囲の空間が感じられるように
なる為でもあります。



また、細部を仕上げつつも
必要に応じて線を強調したり、
追加の陰影を加えたりして
全体のバランスを整えます。

描くコツ


ペン画の場合、背景はあまり詳細に
描き込みすぎないように注意してください。

なるべくペンで描いた動物を
主役にするためにも、
シンプルな背景が効果的だからですね。



個人的には、アクリル絵の具で
ベタ塗りの背景を描く事もあります。

これにより、何も描かれていない絵よりも
絵が引き締まるように感じられます。



いくつか参考例を挙げると、
以下のような背景として描く
イメージを持ってもらえればと思います。

キリン
タイトル「キリン」
2024 B5サイズ 紙にペン、インク
象
タイトル「象」
2024 B5サイズ 紙にペン、インク


どちらもシンプルな背景ですが、
何も描かれていない
真っ白な背景の絵と比較すると、
絵が華やいで引き立つ印象を
受ける事が出来るようになります。



また、背景の一部にぼかしや
簡素化を加えたりもすると、
動物の存在感がより引き立ちます。


ですがその分、手数やテクニックも
必要になってくるので、
難しいようであればシンプルな
ベタ塗りで良いと思います。



これに関しては各々の
調整によって変わりますが、
ご自身でイメージする背景を
描いていくと良いですね。

まとめ


今回は、ペン画で動物を描く際の
手順とコツについて解説をしていきました。

最後にまとめると、
ペン画の動物を描く手順は
以下のものとなっています。

  1. 観察と資料集め
  2. 基本形のスケッチ
  3. 輪郭線をペン入れ
  4. 質感や毛の描写
  5. 陰影をつけて立体感を強調
  6. 毛の流れを理解して描く
  7. 動きや姿勢に注目する
  8. 背景や仕上げ



ペン画はシンプルな道具で
非常に深い表現ができるので、
コツを掴むと楽しく描けます。

ペン画で動物を描く際は、
基本の形を意識しつつ
ペンの特性を活かしながら
陰影や質感を表現し、
動きや毛の流れに注意を払いましょう。




また、全体のバランスを見ながら
ディテールを加えることで、
リアルで魅力的な動物の絵を
描く事ができます。

動物ごとに異なる質感で
描く事となりますが、
しっかりと観察をしながら
描いていくようにしましょう。



それでは、今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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小笠原 英輝ペン画家/オンライン絵画教室運営
こんにちは。ペン画家の小笠原です!全国各地のギャラリーでの展示やSNSで作品の発表&販売を行っています。当ホームページでは、ペン画や絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。また現在は「絵を学びたい」という方向けに絵画教室の運営にも力を入れるようになりました。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています!
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