動物画を描こうとした際に、資料が無いと描く事は難しいです。
中には一度見たものを細部まで記憶できるような天性の才能を持っている人もいるかもしれません。
ですが、一般的にはどんなに技術を持ってしても、最終的に資料を確認しながら描き進めていった方が確実に描く事が出来るものです。
今回は、動物画を描く上での資料集めや観察方法についてまとめさせてもらいました。
僕の経験上、主にこの5つのパターンを行う事で、動物画を描く上で理解を深める事が出来るようになりました。
身近にいる動物を観察する
目の前にいる動物を観察できるというのは、生きた体験でもあります。
実際に目にするだけでなく、手で触ったり匂いを嗅いでみたりするなど、画像だけでは知り得ない知識や経験を得ることにも繋がります。
特にペットを飼っているのであれば、犬や猫、あるいは鳥やハムスターなど、日常的に触れる機会が多いかと思われます。
毎日一緒にいることで、表面上の知識だけでは知り得ない情報であったり、ペットの性格であったりと、様々な情報を得る事が出来る事でしょう。
このような情報を元に描く事で、より説得力のある絵に仕上げていく事が出来るようになるのですね。
野生の動物を観察する
もしも家でペットを飼っていない、もしくは飼う事が出来ないのであれば、野生の動物を観察する事もお勧めです。
とはいえ、野生動物というのは人間に対して警戒心を持っている事が多く、中々近づく事が難しかったりもします。
また、警戒されたり威嚇されたりすると、場合によっては危害を加えられたりもするので注意が必要です。
その為、離れた位置から観察するためにスマホのカメラ機能などを使ってズーム撮影するのがお勧めです。
動画等で撮影する事で、後々見返したりする事も出来ますし、枚数が多ければ多いほど資料にもなりやすくなります。
ちなみに僕の場合、以前、奈良公園に足を運んだ事があるのですが、奈良の鹿は人慣れしているせいか、近寄っても逃げませんでした。笑
野生とはいえ、このように人慣れしている動物であれば撮影は容易く行う事ができると思います。
動物園・水族園に足を運ぶ
動物園に足を運ぶ事で、より多くの動物を観察する事が出来るようになります。
中には珍しい動物を観る事が出来たり、お目当ての動物の意外な仕草を知る事が出来たりと、新たな発見があるかもしれません。
もし、一人で動物園に足を運ぶ事に抵抗があるのであれば、ペンとスケッチブックを持参する事で、「あ、この人は絵を描きにきているんだな」と周りの人の目も気にならなくなってきます。
(まぁ、それでも家族連れやカップルが周りに沢山いる中で一人で居るのも気が引ける場合もあるかもしれませんが・・)
なのでその際は、知人と足を運んだり、「スケッチ大会」と称して共通の同志と出向くのも良いかもしれませんね。
骨格を知る
動物を実際に観察する事は動物画を描く上で大切な事ではありますが、さらにもう一歩踏み込んで描く際には、それぞれの動物の骨格について知る必要があります。
哺乳類、魚類、鳥類などの動物には骨格が存在しており、骨があることによって全身を支える要素となっています。
これらを知ることで、足の動かし方や首の動作などの理屈が理解できるようになってきます。
ただ、専門家とまではいかないものの、動物を描く上での資料とするならば完璧に理解をする必要はないかもしれません。
ですがある程度の骨格があるという事を理解した上で描くという事は、動物を描いていく上で役にたつ知識となり得てきます。
動物の骨格を知るためにも、骨格があれば良いですが、一般的には中々手に入れる事が難しいものでもあります。
その代わり、知識を得るのであれば代わりに図鑑で代用するのも良いです。
こちらは骨のみの図鑑となっていますが、各動物の骨の構造を知る事が出来るようになります。
すべてモノクロの写真で、単純に見るだけでもカッコ良いので、オススメです。
YouTube動画を観る
実際に動物を観察する事が難しかったりする場合は、手軽な方法としてYouTubeの動画を視聴するのもお勧めです。
全国各地の動物園が開設しているチャンネルであったり、動物専門のチャンネルなど、自分が興味ありそうなチャンネルを探してみると良いでしょう。
動画ではプロの飼育員さんやカメラマンが撮影しているという事もあり、その動物の生態や普段見る事が出来ない動作などを知るきっかけにもなり得てきます。
僕もYouTubeではいくつか登録しているチャンネルがありますが、とても興味深く拝見しています。
まとめ
今回は、動物画を描く上での資料集めについてご紹介させてもらいました。
制作をする上で、自分の記憶や感性を活用する事も良いのですが、やはり細部に至る部分であったり、リアリティが欠けた絵となりがちです。
また、実際に目にする事で観察力を身につける事も出来ますし、資料集めをする際にたくさんの写真を撮る事で、モチーフとなる動物を多方面から観察する事も出来るようになります。
このように足を使って行動をする事で、一つの方向からの見方ではなく、様々な角度からの広がりが出てくるようにもなるので、特に制作に煮詰まった際は足を使うことをお勧めします。
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