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【ペン画】花の描き方の手順とコツを8つのステップで徹底解説!

椿

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こんにちは。画家の小笠原です。

僕が描いた作品です。

作品集はコチラ

 


花というモチーフは、
絵を描く上でよく描かれている
モチーフの一つでもあります。

人間や動物のように動く事はないので、
描写をする上で初心者にとっても
描きやすいモチーフでもありますね。



花はデッサン、水彩画、油画、
日本画、切り絵など、
ありとあらゆる制作スタイルで
描かれるモチーフではありますが、
ペン画に関しても例外ではなく
描かれるモチーフとなっています。

僕自身、過去にペンで花を
描いた事もありましたが、
描く上で様々な発見もありました。

椿
椿 2018
B5サイズ
さくら草
サクラ草 2018
B5サイズ


色鮮やかな花びらと緑の対比によって
映える絵として制作がしやすいですね。



また他にも花をモチーフとした絵だけでなく、
他のモチーフと組み合わせる事で
空想の世界観を作り上げた作品もありました。

作品作りをしていく上でも、
花や植物などは多くのインスピレーションも
与えてくれるモチーフでもありますね。



そこで今回は、ペン画で花を描く技法について
より詳細に解説していきたいと思います。

各ステップごとの注意点についてや
コツについてもお伝えしますので、
是非とも参考にしてみてください。

ステップ1. 準備(道具選び

ペン

ペンの種類


ペン画に使用されるペンは、
一般的に耐水性で顔料が含まれている
インクのペンとの相性が良いです。

サクラクレパスのPIGMA
ステッドラーのピグメントライナー
ファーバーカステルのピットアートペン


などがおすすめです。





ペン先の太さはメーカーによって
それぞれ違いますが、
0.03mmから1mmまで
幅広くあります。

自分が描きやすいペン、
もしくは用途に応じて
使い分けて描くと良いですね。

ペンの太さの使い分け


ペンの使い分けとしては、
細いペン(0.03mm~0.1mm)は
細部の描写に描くのに適しており、
太いペン(0.3mm~0.5mm)は
主線や輪郭に使う事で
メリハリがつきます。

紙の選び方


ペン画に適した紙は滑らかで、
インクが滲みにくいものが良いです。

特にケント紙やポスター紙などの
水彩紙が適しています。

また、サイズや厚みも考慮しつつ
自分のスタイルに合ったものを
選ぶようにしてみてください。



ペン画の練習用として
100枚セットのこちらの洋白紙が
おすすめです。

もちろん、練習用としてだけでなく
本番用としても適しているので
購入しておくと良いと思います。


鉛筆と消しゴム


下描きをする際は、
鉛筆と消しゴムを使って
大まかに花の全体像から
細部まで描いていきます。

この際に、デッサン用の鉛筆を使う事を
オススメしています。

その理由として、一般的な鉛筆や
シャープペンシルといった文房具だと
描けなくはないですが、
やはり滑らかな線を描くのに
適していないという理由があります。




また、消しゴムに関しては

  • 練り消しゴム
  • プラスチック消しゴム

この2種類をメインに使って
余計な線を消していきます。

使用する道具に関しては、
こちらの記事を参考にしてください。



鉛筆で下書きをする際は
なるべく柔らかい鉛筆(HBやB系の鉛筆)
を使うのがおすすめです。

後でも説明しますが、
最終的にペン入れを行うので、
鉛筆での下書きの線は
消しゴムで消しやすくなるように
なるべく薄く描く必要がある為です。

ステップ2. 観察と構造を理解する

バラ


制作の準備を済ませたら、
次にモチーフの観察だけでなく
花の構造を理解して描く必要があります。

以下では、その手順について
解説をしていきます。

花の基本構造


花の構造を理解するためにも、
実際に花や写真をじっくり
観察していきましょう。

身近に植物が無ければ
参考資料として植物図鑑など
調べるのも良いですね。

その際に、

  • 花びらの形状
  • 花びらの数
  • 中心からの放射状の配列
  • 配置
  • 花の重なり具合
  • 茎や葉の付き方



と言ったように、
花全体のバランスを
観察してみてください。

花の中心から放射状に
広がるパターンを意識する事で、
描く際に形が整いやすくなります。



どの花でも、中心から外へと
広がる形が基本ですが、
花の種類によって配置や
バランスが異なるため、
それらも観察していきましょう。

透視図法と遠近法の活用


花が斜めに配置される場合、
透視図法を活用して花びらの角度や
位置関係を正確に描きます。

これにより、花がより立体的に
見えるようになります。



また、遠近法を使う事で
花と葉の位置関係であったり、
重なり具合などの描写にも
役立てていきます。

ステップ3. 下描きのコツ

椿
椿の下描き

構図を考える


花を描き始める前に、
まずは全体の構図を考えます。

紙に対して花の大きさや位置、
茎や葉のバランスを意識して
最初に軽くラフスケッチを
描いてみましょう。



いきなり下絵を描くのが
不安だと思うのであれば、
スケッチブックを使って
イメージを固めておくと良いです。

描く絵のイメージが定まっていると、
描き始めから完成までのイメージが
持ちやすくなるので、
その分手が進みやすいです。



完成形がイメージできていないと、
地図もコンパスも無しに
目的地に向かうようなものですからね。

構図が決まったら、
詳細な下描きを始めていきます。

中心点の設定


花の中心を基準にして、
放射状に花びらを配置していきましょう。

こうする事で、全体のバランスが
崩れにくくなります。

軽いタッチで描く


鉛筆での下描きは
あくまでガイドラインなので、
軽いタッチで描くように
心がけると良いです。

先ほども言ったように、
ペン入れをした後に
下書きの鉛筆の線は
消しゴムで消す為です。

なので、なるべく鉛筆の跡が
残らないように注意して描いていきます。

ステップ4. ペンでの描写技法

道具 ペン

輪郭線の描き方


最初に、花びらや葉の輪郭を
ペンを使って描いていきます。

このとき、線の太さを
一定にするのではなく、
強調したい部分は少し太く、
繊細な部分は細く描く事で
より絵に動きと立体感が生まれます。

重なりの表現


花びらが重なる部分であったり、
葉が花の後ろにある部分は
しっかりと影をつけたり、
線の密度を高めたりする事で
奥行きを表現します。

また、前面の部分はより明るく、
後ろに回る部分は暗く描き分ける事で、
遠近感が強調されます。

線の流れを意識する


自然な線を描くために、
線を引く方向や長さを意識しましょう。

花びらや葉の形に沿った
流れるような線を引くことで、
柔らかさや動きを感じさせる事が
出来るようになります。

ステップ5. 陰影のつけ方

モノクロ 花

クロスハッチング


クロスハッチングは
陰影をつける代表的な技法で、
交差する線を使って濃淡を表現します。

線を密集させる事で
暗い部分を作る事が出来、
まばらにする事で
明るい部分を作ります。

この際に、角度を変えた複数の層を
重ねたハッチングをする事で、
深みのある陰影を表現する事が
出来るようになります。


ハッチングに関してはこちらの記事を
参考にしてみてください。

ペン画 ハッチング


ドット


ドットは点描法とも呼ばれ、
細かい点を打って陰影を
表現する技法の事を言います。

点の密度を調整する事で、
滑らかで柔らかい陰影を作る事が
できます。



この技法は、特に微細な陰影や
花びらの柔らかさを表現するのに
適している技法ですね。

部分的に点描を使う人もいれば、
点描のみで制作する

「点描画」

を描く方もいるので、
自身の作風に合わせて
制作していくと良いです。



点描画はかなり根気のいる作業ですので、
集中力と根気に自身のある方は
是非ともチャレンジしてみてください。

点描画は砂絵のように
ザラザラしたタッチが特徴的ですが、
作風として上手く落とし込む事で
一つの表現技法として成立します。

グラデーション

ペンでのグラデーション
ペンでのグラデーション


線や点の密度を変えることで、
滑らかなグラデーションを作ります。

これにより、自然な光の当たり方や
花びらの滑らかな曲線を
表現する事が出来るようになります。



グラデーションは、
絵を描く上での基本的な
手法の一つでもあるので、
ペン画以外にも様々な技法を
描く上で応用する事が可能となります。

ステップ6. 仕上げと調整

チューリップ

細部の調整


描き進めていくと同時に、
全体のバランスを見ながら
細かい部分の陰影を追加したり、
輪郭線を整える事も同時進行で
行います。

また、必要に応じて
ハイライト部分を残したり、
白いインクやホワイトペンを使って
加えることも可能です。



全体的に描き込みを強めてしまうと
画面全体が真っ黒になってしまうので、
力の加減を意識しながら
注意して描くようにしましょう。

ペンは一度描いてしまうと
修正する事が難しいので、
描き込みと力を抜く箇所の両方を
意識しながら描き進めていく
必要があります。

全体の統一感を確認


最後に全体のバランスを見て、
統一感があるかを確認します。

陰影の強さや線の太さが不均一だと、
絵全体の調和が崩れることがある為、
注意深く調整しましょう。

ステップ7. 練習と発展

アートスタイル

様々な花を描く


1種類の花だけでなく、
様々な花を描く事で技術の幅を
広げる事が出来るようになります。

花の種類によっては色や形、
葉っぱの数も異なるので、
違う種類の花を描くたびに
新たな発見もありますからね。

それぞれの花ごとの
異なる形状やパターンを学び、
自分の描写力を高めていきましょう。

背景や装飾の追加


花だけでなく、背景に葉や茎、
あるいは装飾的な要素を加える事で、
作品全体がより豊かになります。

これにより、花が浮き上がるような効果や
全体の構図が引き締まります。



背景を描かずにシンプルに
まとめ上げるのも良いですが、
背景を描く事で絵の印象も変わってくるので、
作品にあった装飾を模索していくと
良いですね。

ステップ8. 作風を確立する

アート作品

自分のスタイルを見つける


たくさんのペン画を描くことで、
あなた自身の独自のスタイルが
生まれてきます。

緻密な描写はもちろんの事、
簡素化したシルエットの表現など、
どんなスタイルが自分に合っているかを
見つけるためにも、
様々なアプローチを試してみることが
大切です。



ペン画という技法だけでも
様々な描き方やタッチが存在するので、
他には無いオリジナルな表現を
確立していくと良いですね。

色の追加について


ペン画に水彩や色鉛筆、
カラーインク等で色を加える事で、
また違った表現を楽しむ事が出来ます。

インクが乾いた後に軽く色を加える事で、
作品にさらなる深みが生まれます。



ペン画は透明水彩絵の具との
相性もとても良いので、
上手く組み合わせる事で
色彩鮮やかな表現にしていく事も
可能です。

僕個人としてはカラーインクと
併用して制作していますが、
自分に合った制作スタイルを
見つけていくのが望ましいです。

まとめ


今回はペン画で花の描き方についての
手順とコツについて
解説をさせてもらいました。

これらの技法を駆使して、
ペンで花を描く際のスキルを
磨いていってくださいね。

ペン画は描くたびに
新しい発見があるので、
次第に自分のスタイルを
確立していくことができるでしょう。



それでは、今回はこの辺で失礼します。

ではでは。


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小笠原 英輝ペン画家/オンライン絵画教室運営
こんにちは。ペン画家の小笠原です!全国各地のギャラリーでの展示やSNSで作品の発表&販売を行っています。当ホームページでは、ペン画や絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。また現在は「絵を学びたい」という方向けに絵画教室の運営にも力を入れるようになりました。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています!
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