こんにちは。小笠原です。
「資産」と聞くと、あなたはどのような印象をお持ちでしょうか?
株?投資信託?不動産?印税?
などがありますが、これらはどれも正解です。
ただ、少し言い換えると、これらは
「自分が働かなくとも自動的に収入を生み出す事が出来るビジネス」
という事でもあります。
世の中の多くの方々は会社勤めをして給料を頂く傍ら、中には株や不動産の購入をしている方もいます。
最近では主に若年層の間で「FIRE」が流行っておりますが、会社勤めをせずに悠々自適に暮らしていきたいと考えている方が増えてきているようですね。
僕自身、制作する際はほとんど自宅に篭りっきりでしたので、自宅で出来る副業を探していたところ、先ほど述べた事は一通り行ったものの、最終的にはブログで広告収入を得るという手段に行きつきました。
一般的に言われているアフィリエイトという手法行い、広告収入を得ていたのですが、それが現在のホームページ運営をする上での下地となっています。
元々はブログで月に10万円稼いでいたので、展示での原画販売やアルバイトをしつつ生活をしていた事もありました。
ブログは構築するまでにある程度の時間がかかってしまいましたが、構築が済んだらある程度放置でも収入を得る事が出来ていたので、これも一つの「資産」と言えるのだと思います。
さて、話が少し逸れてしまいましたが、画家やアーティストにとっての資産形成について、今回は記事にまとめさせてもらいました。
これから制作を軸に活動をしていきたいと思っているアーティストにとって、特に悩みの種でもあるのが「時間」と「お金」の問題となります。
前回書いた「画家やアーティストが自分のビジネスを持つ上で必要な6つの行動」の記事でもまとめましたが、特に制作時間に時間を取られてしまう為、労働ではなく自らビジネスを立ち上げる事の重要性についてまとめています。
興味がありましたら、こちらも一読して頂ければと思います。
それでは、前置きが長くなってしまいましたが、本題に移りたいと思います。
目次
「良い会社に就職する」イコール「安泰」?
一般的に、小学校、中学校、高校に進んだ後の進路として、大学進学あるいは就職といった選択肢を取る事となります。
それは世の中のほとんどの方々がそのような選択をし、それを信じて止みません。
僕自身、自己紹介でも語っていますが、かつては進路について特に考えもせず、「自分が好きな分野だから」という理由で美大を目指し、2浪した末に進学する事が出来ました。
その当時は自分が選んだ道であったものの、正直かなり苦しい思いをしながらやっとの思いで入学する事が出来ましたが、その後卒業をしてからというものの、さらなる試練が待ち受けているとは思いもしませんでした。
一般的に、「良い大学に行って良い会社に就職をすれば将来は安泰」だと言われていますが、美大においてはたとえ有名な美大であったとしても、有名企業に就職するとは限りません。
…むしろ、美大の就職率というのは50%程度(僕が学生だった頃の就職率)なので、そもそも美大生には就職をするという考えがハナから無いと言っても過言ではありません。。苦笑
中には、誰もが知っている大手広告代理店に華々しく就職をする人も居ますが、それはごく少数の生徒に限られてしまいます。
そこで、半数近くの美大生は卒業後どうするのかと聞かれると、アルバイトをする傍ら制作活動を続けたり、画廊に所属して活動を続けるといった傾向があります。
中には自分で会社を立ち上げる人も居たりと、ある意味では美大生というのは、会社に依存する事なく独立して生きていきたいと思う人の集団なんじゃないかなと思わされますね。
ただ、一般的には就職をすることを前提で良い大学を受験し、良い会社に就職をするという事が自然の流れとして定着をしています。
それが安定した人生である事を疑わない人が大多数ですし、そもそも就職をしないという選択肢がリスクであると考えている人が大勢いるという事でもあります。
これに関しては世間一般的な常識のように考えられていますが、時代の移り変わりが激しい昨今では、「就職する事」は必ずしも安定であるとは言えなくなってきています。
会社勤めをするという事自体がリスクになり得る
一般的には就職をする事が当たり前という風潮というか、そのような価値観がありますが、いずれにせよ「労働を対価として賃金を得る」という事でもあるので、場合によっては収入がゼロになってしまう事だって考えられます。
なぜならば、「働くことを辞める」 or 「働けなくなった瞬間」に収入が途絶えてしまう為、その点において労働を対価とする仕事はリスクとなり得てしまいます。
世界的に有名なトヨタですら、「終身雇用制度を守っていくのが難しい」と発言しているので、就職する事がそもそも安泰ではなく、リスクとなり得てしまう状況が目の前にあるという事でもあります。
他にも、年金制度が崩壊する話であったり、老後2,000万円問題など、これからの社会を生きていく上での課題が山積みです。
(だからと言って不安を煽っているという事ではないので悪しからず。。)
言うなれば、これまで安泰としていた時代が終わり、これから先は個人で責任を持って生きていかなければならない時代が訪れるという事でもありますね。
少なくとも、会社が個人を守ってくれる保証というのはあまり期待できない状況になってきます。
そしてだからこそ、「個人」が自立して生きていく為に必要な力をつけていく事が重要になってくるのですね!
これはなにも美大生だけに限らず、世間一般の方にも言える事ではあると思います。
画家やアーティストにとっての資産とは?
それでは、一般的な価値観とは少し異なった価値観(?)の画家やアーティストは、どのような生き方を目指していけば良いのでしょうか?
それについて一つ言うならば、「自分の資産を形成しよう!」という事です。
それも、出来れば在学中やなるべく早い段階でその視点を持つ事が推奨されます。
「でもそれって、不動産とか株とかある程度まとまった資金が無いと難しいんじゃないの?」
と、そのように思われるかもしれません。
実際に、作品作りばかりしてきた美大生にとっては、お金に関するリテラシー(膨大な情報を取捨選択し、活用する能力のこと)も乏しかったりもしますし、それ以前に学生の段階でビジネスについて本気で取り組んでいる人もあまり多くは無いと思います。
それまで、デッサンや作品制作に関する事ばかり行なってきたと思うので、正直無理は無いと思います。
ただ、ここで僕が言いたいのは、「資産」といっても株や不動産などではなく、
「自分がその場にいなくても収入を生み出す事が出来るビジネスや仕組み」
の事を指します。
先ほども挙げたように、会社勤めやアルバイトなどは「労働」というカテゴリーに属しますが、一方で「ビジネスや仕組み」というのは、一度構築が済んでしまえばあとは自動的に収入を得る事が出来るという事でもあります。
もう少しわかりやすい例えにすると、至る所に自動販売機を設置しておき、そこに訪れた人が商品を購入した際に、自動的に収入を得る事が出来るといったものです。
ちなみに、その至る場所というのは現実世界では無くネット上に設置するようなイメージを持ってもらえればと思います。
例えばブログやホームページ、YouTubeなどは一度投稿してしまえば、それを閲覧した人が商品を購入したり広告をクリックする事で、収益が発生する仕組みとなっています。
これらを応用し活用する事で、それが作家にとっての重要な資産となり得てくるのですね。
画家やアーティストの資産を作る3つの方法
それでは、より具体的にイメージが出来るように、資産作りという点で話を進めていきたいと思います。
今回紹介するこちらの3つの資産形成方法について知る事で、今後の活動を安定させる事に繋がったり、自分がやりたい事をする上で重要な基盤にしていく事が出来るようになります。
自身の情報発信をする媒体を持つ
媒体とは、自身の情報を発信していくものです。例えば、XやInstagramなどのSNSのアカウントの取得であったり、自身のブログやホームページの事となります。
そこでまず初めに、メインとして自身のブログやホームページを持つ事をオススメします。
その理由として、一度構築が済んでしまえば、あとは半自動的に収入を生み出す事が出来るようになるからですね。
SNSの場合は、狙い通りにフォロワーを増やす事が難しいですし、どちらかと言えば運の要素も大きいので、初心者の方には個人的にオススメは出来ません。
(もちろん、すでにSNSを始めていて多くのフォロワーを抱えている状態であれば、同時進行でも大丈夫です!)
僕自身、初めはブログを運営することから始め、次第にホームページの運営も始めるようになりました。
ブログもホームページも基本的には同じWordPressを使って運営するので、やり方についてはさほど変わりませんが、運営形態が違うのだと個人的に思っています。
ブログの場合、
「アクセスを集めるために毎日更新を続ける」
事に対して、ホームページの場合は
「すべてのページから目的のページにアクセスができるような仕組み」
のようなイメージです。
前者はブロガーと呼ばれる人たちで、アクセスを集めるために需要のあるキーワードで記事を書いたり、自分の趣味を通して記事を書くイメージです。
一方で、ホームページの場合は一つの大きなテーマに沿って記事を構成していくイメージです。
言い換えるとブロガーは常にフルマラソンをしているイメージで、ホームページは高層ビルを建設していくようなイメージですね。
なので、ホームページはブログと比べてアクセスを追いかける必要はありませんし、しっかりと目的の記事に誘導する事が出来ればキチンと機能を果たしているという事になります。(といっても、やはり月間数万アクセスは欲しい所ではありますが。)
ホームページの構築を進めていく事で、自分のビジネスを展開させたり、メルマガやLINEなどと連携する事で、安定的な集客を見込む事が出来るようになります。
SNSでの集客の場合でも、それだけでなくホームページ、あるいはブログ(できればホームページが良い)も並行して運営していく事で、より安定して資産を築いていく事が出来るようにもなりますね。
原画販売
画家やアーティストにとっての資産となると、絵画を含めた創作物が資産として考えられるかもしれませんが、それだけだと半分正解で半分不正解であると言えます。
なぜならば、原画販売を行った際に、作品が売れればその分の収入を得る事が出来ますが、一方で売れてしまえばそれっきりとなってしまいます。
もちろん、作品には著作権があるので、例えば画集やグッズにしたり、版画として何枚も刷る事で、大量生産する事も可能です。
それらの一連の工程を自動化する事が出来れば、それはあなたにとっての「資産」となり得てきます。
ただし、作品を手がけて画廊やネット上で販売をするだけでは、よほど知名度がない限り売る事は難しいですし、そもそも世間に認知すらされていなかったらビジネスとして厳しいところではあるかもしれません。
ですので、結果的に販売する事も含めた上で、一連の流れを構築しておく必要が出てくるのですね。先ほどは自分の媒体を持つ事の重要性について語りましたが、そこから販売ルートを構築する事で、作品の購入がされやすくなります。
オンライン教室を開く
そして3つ目に、オンライン教室を開くという選択肢があります。
これは僕自身も行っているのですが、オンライン、オフライン共に集めた生徒さんらから、毎月月謝という形でお金をいただくといった形となりますね。
これにより、毎月安定した収入を得る事が出来るので、仮に今月は100万円の売り上げがあったとしても、次の月にゼロになるなんて事は無くなります。
しかも、オンラインでの運営なので、家賃や光熱費その他諸々の経費もかかりません。
運営コスト自体も、サーバーやドメイン代を含めて月々数千円〜1万円程度で済むので、年間にしても10万円程度で済む事が出来ます。
もっとも、軌道に乗るまでに少なくとも半年から1年近くかかってしまいますが、1年後、2年後を見据えた際に、今の現状に変化があるという事は明白ですからね。
特に、人の悩み事を解決したり教える仕事というのは、どの業界でも需要のあるジャンルでもあります。
これを読んでいるあなたが、これまで積み重ねてきた絵の技法であったり、それ以外にも人に教える事が出来る分野があるのであれば、始めてみる事をオススメします。
まとめ
今回は少し長くなってしまいましたが、画家を含め創作活動をする方々にとっての資産形成法についてまとめさせてもらいました。
今回紹介した方法は、少額で始める事が出来る反面、構築に時間がかかってしまうというデメリットがあります。
特にホームページの構築は、いくら早くても半年はかかってしまうからですね。
ですが、長い目で見たら安定した資産を得る事が出来るようにもなりますし、メルマガの読者さんが増えれば増えるほどよりビジネスチャンスを広げていく事にも繋がります。
画家やアーティストにとって、絵を描いたり物を作る事が本業になってきますが、さらにそれを安定させていく為にも、資産を構築していくという視点を持つ事が大切になってきます。
今回書いた内容が、あなたにとって参考になったり、願望を叶える上でのヒントとしてもらえたら幸いです。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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