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絵画における代表的なジャンル13選。描かれるモチーフごとに分類

絵画鑑賞

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こんにちは。画家の小笠原です。

僕が描いた作品です。


一言に『絵画』といっても、様々なジャンルがあります。

特定の一場面が描かれている宗教画であったり、時の権力者の肖像画などがパッと思いつくかも知れません。

他にも、風景画や静物画、風刺画、寓意画など様々なジャンルに分かれており、歴史を遡って美術作品を知っていくだけでも面白い発見が見つかる事だと思います。


僕自身、学生時代は学割を使って各地の美術館に足繁く通っており、歴史的にも価値のある作品群の現物を実際に間近で観る事で、創作意欲も奮い立たされました。

今でこそ、目まぐるしい時代の変化に呼応するようにデジタルアートや、ミクストメディアといった性質の異なる素材を組み合わせて作られた作品などがありますが、それらは美術史全体で見たら生まれて間もないジャンルでもあります。



さて、今回はそんな絵画における代表的なジャンルについてそれぞれまとめさせてもらいました。

美術を学ぶ人にとってほとんどの人が通る道でもあるので、これから絵の勉強をしていく上での基礎知識として知っておくと良いですね。

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そもそも絵画とは何か?

絵画作品は、美術館や会社の待合室であったり、公共の施設に飾られているだけでなく、一般的なご家庭でも飾られているごくありふれたものでもあります。

室内に絵が一枚飾られてあるだけでも、その場の空気感が変わるほどの影響を及ぼしてしまう程ですね。

「絵画」と聞くと、人によっては高貴なイメージを持たれるかもしれませんが、有名絵画でなくとも、自分が気に入った作家の作品を飾ってみるのも絵画鑑賞として楽しむ事が出来るでしょう。



一般的に絵画の定義とは、紙や布地のキャンバスに油絵の具やアクリル絵の具などの顔料によって描かれたものとされており、平面上に描かれた絵のことを指します。

平面上に描かれるものであれば、それは絵画と定義しても良いという事ですね!


場合によっては油画や日本画だけでなく、切り絵や版画なども絵画という括りに含める事が出来ます。

基本的には芸術作品として完成されたものであれば、絵画と定義して問題はないと言えるでしょう。

絵画における代表的なジャンル13選

音楽だとジャズやロック、クラシックといったジャンルがあるように、絵画においても様々なジャンルが存在しています。

時代が進むにつれて新たなジャンルが開拓されたり、歴史的なしがらみから解放される事によって、自由な作風が生み出されるようになりました。

その一方で、古来から伝統的に受け継がれてきたジャンルも根強く残っており、現在においてもその伝統的な技法を使って描く画家も数多く存在しています。



そういった中でも、特に代表的な絵画におけるジャンルについて以下にまとめさせてもらいました。

宗教画

ラファエロ
ラファエロ・サンティ
「Madonna in the Meadow」

宗教画とは、キリスト教を代表とする宗教上の目的で描かれた絵画の事を言います。

一般的によく目にする宗教画は大抵キリスト教の絵が多いかも知れませんね。

特にヨーロッパの絵画をイメージすると、大抵はキリスト教を題材とした宗教画を思いつくという方も少なく無いと思われます。


宗教画はそのほとんどが聖書に書かれている一場面である事が多くあります。

その理由として、文字を読む事が出来なかった庶民でも聖書を理解する事ができるといった理由で、教会が当時の画家に依頼をした事がきっかけとされています。

宗教画には作者の名前を出すという事はなく、あくまでも聖書を一般的に普及させることを目的として制作されていました。

神話画

神話画
ジャック=ルイ・ダヴィッド
「Apollo and Diana Attacking the Children of Niobe」

神話画と聞くと、ギリシャ神話や北欧神話などをイメージされるかもしれません。

これは宗教画と同様に、「絵画」という手法を用いて、文字を介す事なく鑑賞者にメッセージを伝える手段となっています。


ただし、神話画が宗教画と異なる点は、宗教画は聖書に書かれている内容を視覚的に人々に伝える役割を持っていた一方で、神話画は神話のストーリーや内容を伝える為に描かれたものとされています。



個人的なイメージではありますが、神話に登場する神々というのは、現代でも漫画や映画などの様々媒体でモチーフとして描かれているので、割と馴染み深いと感じてしまいます。

しかも、大抵はカッコよく描かれている事が多いので、どことなく「強そう」「理想的」な印象を持ちがちです。笑

また、神様であるにもかかわらず、どこか人間臭さがあったり、親近感を感じてしまう事もあるので、どちらかといえば一般庶民にも馴染みがあるかもしれません。



一方で宗教画に関しては、神聖な芸術として鑑賞してしまいます。

そこにはユーモアやジョークといったものは一切なく、受動的に絵画に描かれている事を受け取ろうとする気持ちが強まります。

それだけ神聖な絵画であるというのが、観ているだけで伝わってくるように感じてしまいますね。

歴史画

ジャック=ルイ・ダヴィッド「The Oath of the Horatii」
ジャック=ルイ・ダヴィッド
「The Oath of the Horatii」

歴史画は実際に起きた史実を元に絵画として表現されたものとなっています。

日本でも、合戦や象徴する事件などが描かれた絵画が多数存在していますね。



義務教育で習う教科書にも歴史画の挿絵として掲載されているので、一般的に馴染みがある絵画でもあります。

特に、歴史画に関してはその時代の権力者達が自身の力を誇示するかの如く描かれている作品が数多くあります。



それは後世に自分の偉業を成し遂げたと言う事を伝える為なのかもしれませんし、それを絵画にする事で一般大衆にも広く伝える事を目的としていたという事でもある事でしょう。

戦争というのは善悪がどうこうではなく、「勝った方が正義」という側面もあるので、そうやって歴史の闇に葬られてきた出来事も無数にあるのでしょうね。



その時代の節目に起きた出来事であったり、社会情勢が反映されている絵画であったりと、歴史画を紐解いていくと様々な事実が見え隠れしているのが分かってきます。

僕も最近有名絵画について調べる事がありますが、その当時の時代背景が分かってくるととても興味深く好奇心を刺激させられますね!

肖像画

ニコラ・ド・ラルジリエール「Portrait of a Young Nobleman」
ニコラ・ド・ラルジリエール
「Portrait of a Young Nobleman」

肖像画(ポートレート)とは、画家が依頼を受けて特定の人物を描いた絵画の事を指します。

その歴史は古く、元を辿ると古代エジプト時代まで遡るとされています。

その当時は一般庶民から依頼を受けた画家が肖像画を制作するといったものとなっており、割とポピュラーなものだったと言われています。

その人物の職業や生前の業績などが反映されたものであったりと、現代においてそのルーツとなるものでもあります。



それから月日は流れ、4世紀後半になるとキリスト教がローマ帝国の国教となった事をきっかけに、肖像画の人気は廃れ宗教画にとって変わるようになりました。

キリスト教の根底には「人は神に劣る」といった思想があることから、人間個人を描写する事は良しとされていなかったためでもあります。



その後は時の権力者であった王侯や聖職者といった階級の高い人々によって、画家に自身の肖像画の制作を依頼をするようになった事により、14世紀のヨーロッパでは肖像画を描かれるようになりました。

ナポレオンやベートーベン、日本だと古くは聖徳太子など、誰もが知る歴史上の人物が肖像画として描かれていますね。

自画像

フィンセント・ファン・ゴッホ「Self-Portrait」
フィンセント・ファン・ゴッホ
「Self-Portrait」

自画像(セルフポートレート)は、画家が自分自身を描き写したものとなっています。

これは肖像画とも言える部分はありますが、「自分自身を描いたか、もしくは画家に依頼をして描いてもらったか」の違いとなります。



レオナルド・ダ・ヴィンチ、ゴッホ、フェルメール、ピカソ、レンブラント、モネ、セザンヌ、ルノワールなどの有名な画家達が自画像を残しています。

もちろん、有名でなくとも自身の似姿をキャンバスに描き写したらその時点で自画像となります。

絵画系の学生らは、在学中に自画像を描くという課題もあるので、一度は自画像を描いた事があると思います。

風景画

クロード・ジョセフ・ヴェルネ「Summer Evening, Landscape in Italy」
クロード・ジョセフ・ヴェルネ
「Summer Evening, Landscape in Italy」

風景画は絵画の中でもポピュラーなジャンルの一つでもあります。

自然の風景や都市、建造物などがモチーフとなり、絵画として描き写したものですね。



部屋に風景画が飾ってあると、それだけで見慣れた室内の風景が変わるなんて事もあります。

僕の自宅にも玄関に葛飾北斎の富嶽三十六景が飾ってありますが、それだけで家の中の雰囲気がだいぶ変わってきます。



風景画は油画や水彩画以外にもパステルや画家独自の手法を用いて制作される事もあります。

手法に関しては個々によって変わりますが、得意な技法や表現したい風景(ノスタルジックな感じとか)を描く事で、描き方が変わってくるものでもありますね。



先ほどの肖像画とは異なり、風景画や静物画が得意という画家も、僕が知っている限り少なくありません。

静物画

アドリアーン・ファン・ユトレヒト「Still Life with Games and Vegetables」
アドリアーン・ファン・ユトレヒト
「Still Life with Games and Vegetables」

静物画は、卓上に置かれた食器や果物、花、レンガブロックなどを描いたものとなっています。

一般的に、美大予備校や絵画教室でデッサンを習う際は、静物画を描く場面が多くみられますね。

静物画を描く際のモチーフは動かないので、デッサンを習得する上での基礎的なものの見方を養う事が出来ますし、何よりも描きやすいという特徴があります。



それゆえ、細部までの表現が求められるジャンルでもありますが、誇張する事なく見たままの状態をそのまま絵に描き写すといった表現が正しいかもしれません。

静物画もこれまで数多くの画家達が残してきたので、技法の習得も兼ねて調べてみると良いと思います。


また、西洋では「死んだ自然」「止まった生命」という意味も含まれています。

モチーフとしてドクロや実験で使うフラスコなどが描かれていのは、そう言った意味合いもあるようです。

風俗画

ピーテル・ブリューゲル「Peasant Wedding」
ピーテル・ブリューゲル
「Peasant Wedding」

風俗画は庶民の日常を描いた絵画の事を言います。

先ほど紹介した宗教画や歴史がとは異なり、日常のワンシーンや庶民の人間らしい営みを描き写したものとなっています。



風俗画は東洋、西洋問わず世界各地で描かれており、その当時の人々の生活ぶりを知る事が出来る機会としても、歴史的な価値も含めて知る事が出来ます。

どこかユーモラスな表現がされていたり、描かれている人物の表情がおかしかったりと、比較的親近感を覚えやすい絵画のジャンルであるかもしれません。



写実的な表現がされているものもあれば、理想化された姿として描かれた作品も残っており、様々な表現手段を用いて制作されています。

主にブルジョワ階級や中流階級に昔から人気のあるジャンルで、今でもその人気は健在となっています。

風刺画

ジョン・ハミルトン・モーティマー「A Caricature Group」
ジョン・ハミルトン・モーティマー
「A Caricature Group」

風刺画というのは、その時代に起きた事件や戦争、あるいは特定の人物などを遠回しに批判をして描かれる作品の事を言います。

主に社会批判を目的として描かれているので、その事件や出来事が社会にとっていかに重大であるかを知り得る事が出来る絵でもありますね。

西洋では、風刺画の事を「カリカチュア」とも呼ばれており、描くモチーフを誇張して描かれているのが特徴となっています。



学校の教科書の挿絵にも掲載されている事もありますね。

有名な風刺画だと個人的には日清戦争の様子を描いた「魚釣り遊び(ジョルジュ・ビゴー作)」を思い付きます。



また他にも、19世紀を代表する印象派画家のクロード・モネ(1840-1926)も風刺画を数多く描いていました。

気になる方は検索してみてくださいね!

裸体画

Pierre-Auguste Renoir「Petit nu bleu (Little Blue Nude)」
オーギュスト・ルノアール
「Petit nu bleu (Little Blue Nude)」

裸体画は、その名の通り主に女性の裸体を描いた作品となります。

自然の中で最も人間にとって馴染みのある人体の美しさを表現する為、昔から画家にとって重要なモチーフの一つとなっています。



西洋絵画では人間の裸体をモチーフとして描かれている作品も数多く残っておりますが、キリスト教が主流となった中世ヨーロッパでは、アダムとイブや地獄に落ちた人々などのテーマ以外では裸体が描かれる事はありませんでした。

このように、描かれるモチーフが規制されるという事は、その当時の宗教的な背景や社会背景を知り得るきっかけにもなってきますね。

寓意画

タイトル「La Primavera (Spring)」
サンドロ・ボッティチェッリ
「La Primavera (Spring)」

寓意画と聞くとあまり馴染みが無いジャンルかもしれませんが、寓意画とは歴史画でありながら、神話や聖書の物語が題材となっていない絵画となっています。

有名な絵画だと、ボッティチェリの『春』が挙げられます。

シンボルを複合させて、特定の概念やメッセージを込めたジャンルとなっており、作品として昇華していったものとなっております。



また、寓意画は 神話や聖書に登場する人物を使い、平和や戦争であったり、美徳について表現される絵画です。

それゆえ、寓意画を鑑賞する際は前提知識として神話や聖書等の教養が備わっていないと、その絵画を理解する事が難しい絵でもあるのですね。

寓意画は一般向けというよりも、玄人向けの絵画であるという事が分かるかと思われます。



一般的に敷居が高い絵画ジャンルとなっており、他のジャンルと比べるとどうしても格が高くなってしまいます。

ですが、前提としての知識が備わっていると、絵画の奥深さを読み解く事が出来るので、それはそれで興味深いジャンルでもありますね。


具象画

アルブレヒト・デューラー「Hase」
アルブレヒト・デューラー
「Hase」

具象画とは、その名の通り「具象=はっきりとした形を持っている事」をキャンバスに描き写す絵画という事ですね。

簡単にいうと、モチーフが存在している絵のことを言います。



リンゴをモチーフとしているのであれば、リンゴという形態が分かるような形で描くと言ったものです。

場合によっては、具象絵画でも多少崩して描かれる事もありますが、モチーフが存在していう以上は具象絵画と定義づけられていると言えるでしょう。

例えば、サルバドール・ダリが描かれる時計に関しても、その形こそ柔らかな質感として描かれていますが、具象絵画という枠組みと言えます。(正確には「シュルレアリスム(超現実主義」と表現した方が良いかもしれませんが)



他にも、風景や人物、生き物や建築物などをモチーフとして描く事も具象絵画として表されています。

パッと見で何のモチーフが描かれているのかが分かる絵画については、具象画として捉えておくと良いですね。

抽象画

ピート・モンドリアン「Composition X」
ピート・モンドリアン
「Composition X」

日本人にはあまり馴染みが薄いかもしれませんが、抽象画とは具象画とは反対に実在しないものを描いた作品となります。

精神世界やイメージされる色のグラデーションなどの手段で表現されており、具体的に何が描かれているか分からない絵のことを指します。



抽象画は主に色彩や点、線などで構成されており、それらの組み合わせの美しさによる芸術表現とされています。

具象絵画とは異なり、取っ掛かりが無く感じられる事から、理解するのが難しいと感じる反面、「自分でも描けるかも」といったような単純な構成に思えてしまう絵画もあります。(実際には単純に見えるものほど描くのが難しいのですが)



一言に「抽象画」と言えどもその表現方法は様々となっており、そのレパートリーは無数にあると言っても過言ではありません。

「キュビズム」の生みの親でもあるパブロ・ピカソや、「新造形主義」を提唱したピート・モンドリアンも抽象絵画を描いた画家の一人です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、絵画におけるジャンルについてまとめさせてもらいました。

絵画の歴史を紐解いていくと、その時代によって様々なジャンルが生まれてきたり、その都度変化してきたりと興味深いものでもあります。

また、絵画の背景を読み解いていくと、その時代背景や人々の営みを知る事も出来るので、知的好奇心を刺激される事もありますね!



絵を描くだけでなく、絵画鑑賞によって作品に込められたテーマやメッセージ性などを読み解く事で、自身の作品の説得力や深みを出すのにも役に立つ事も出来ます。

今回の記事を参考に、ご自身の制作にも活かしてもらえたら幸いです。

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ABOUT US
小笠原英輝(Hio)ペン画家
東京を中心に活動しているペン画家です。当ホームページでは、絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています。
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