透視図法で使われる「アイレベル」という言葉の意味について。

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パースについて学ぶ際、一点透視図法、あるいは二点透視図法・三点透視図といったものを学ぶ事となります。

その際に、「アイレベル」という言葉を見る事がある事でしょう。

 

この記事では、そのアイレベルについてまとめました。

ご存知の方もすでにおられるかと思われますが、その場合、復習がてら読み進めていただけると幸いです。

 

アイレベルとは?

 

アイレベルというものは、その名の通り「目のレベル(標準)」などと直訳されます。

さらに、美術用語として言い換えると、「目線の高さ」という事になります。

透視図法を使う際に、まず最初にこのアイレベルを設定する事になるのですが、どの位置に設定するかによってモチーフの見え方が変わってくる事となります。

 

人によって目線の高さが違う

たとえば、小学校低学年の子供の身長と大人の身長は違いますので、同じものを見てもそれぞれ見えるものも変わってきますよね?

少年・少女時代を思い返して頂けるとイメージをしやすいかもしれませんが、大人を見る際に必ずと言っていいほど見上げていた事だと思います。

その視点で様々なものを見渡すと、背伸びをしたり高めの台に乗ってみない限り、大人と同じものを見る事が出来なかった事だと思います。

 

逆に、子供の目線でしか気づき得なかった情報を得たりするなど、身長の違いによって見る景色もガラリと変わってくると言う事でもあります。

 

目線の違い

 

7~8歳くらいの子供の身長はおよそ120cm程度。

一方で、成人男性の平均身長はおよそ170cmほどですので、当然ながら目線の位置も変わりますので、アイレベルの高さもそれに合わせて変化します。

 

たとえば上の図のように、子供の場合は窓よりも少し低めにアイレベルが設定しておりますが、大人の場合、右の図のようにアイレベルが窓の中央辺りに位置します。

見る視点の人がどんな人物かによって、それに伴って絵も変わってきます。

 

高低差の違い

 

また同様に、自分がいる位置によっても目線の高さは変わってきますので、シチュエーションの違いにもよってアイレベルが変化してくると言う事を意識しておきましょう。

地上から見るのと、二階建て、あるいはそれ以上に相当するビルからの眺めの違いは一目瞭然の事となりますね。

この場合、スケール感がかなり変わってくるので、二点透視図法に留まらず、三点透視図法を用いるようにもなります。

さらに、スカイツリーの最上階から見下ろすようなスケールになってくると、周辺にある建物がはるか遠くに見える程のものとなってきます。

 

まとめ

 

アイレベルについて意識する際、要は見る人であったり置かれている状況によって、同じものを見るにしても変わってくるという事を意識しておくと良いでしょう。

制作で用いる際、アイレベルの設定位置によって絵の見え方や構図も変わってくるので、絵作りにおいて重要な要素であると言える事でしょう。

 

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