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犬のデッサンをしよう!毛並みや陰影などの描き方の手順について

犬デッサン

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こんにちは。ペン画家の小笠原です。

僕が描いたペン画作品です。


今回は犬(洋犬)のデッサンの手順について解説をしていきたいと思います。

犬はペットとして身近にいる動物でもあるので、普段から目にする機会が多いかもしれませんね。

飼い主に従順な犬は、愛犬家にとってかけがえのない存在でもあります。

愛犬の肖像画を描けると、その絆がより強くなると思います!



僕自身、これまでに愛犬をモチーフに作品を描いたり鉛筆画のモデルになってもらった事もありました。

芝犬
芝犬


普段から一緒に生活をしている事もあり、他のモチーフよりも格段に描きやすかったですね。

特に愛着のあるモチーフほど描きやすいので、犬を飼っている方であれば上達も早いと思います。

犬のデッサンの手順

制作時間:2時間程度

使用画材:画用紙(B5)、鉛筆、練り消しゴム

使用鉛筆:2H〜4B



それでは、犬のデッサンについて、7つの手順を踏まえて解説をしていきたいと思います。

犬のように柔らかい体毛に覆われている動物を描く際は、ハイユニの柔らかいB系の鉛筆を使うのがオススメです。

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また、画用紙に関しては今回は水彩画用紙に描いていますが、自分が使いやすい画用紙で描くと良いと思います!

全体の形をとる(アタリをとる)

まずは犬の全体の形をとります。

この段階で正確に形を捉えるのが難しいのであれば、大まかな輪郭を意識した線を描いていきます。

また細かい箇所は後から修正する事が出来るので、最初は力を抜いて形を捉えるようにすると良いでしょう。

犬デッサン アタリをとる



アタリをとる際は、3Bなどの柔らかめの鉛筆を使います。

H系の硬い鉛筆ですと、うまく形が捉える事が出来なかった際に消しゴムで消しにくくなってしまうからです。

また、消しゴムを多用してしまうと画用紙を傷つけてしまうので、初めの段階ではなるべく柔らかめの鉛筆を使うことをオススメします。

形をとる際に、目や耳、口などのバランスも見ながら線を描き足していけると良いでしょう。

鉛筆で濃淡をつける

次に、暗い箇所から鉛筆で濃淡を付けていきます。

鉛筆で濃淡をつける際は、2〜3Bの柔らかめの鉛筆から乗せていきます。

犬のデッサン 鉛筆濃淡



陰影や色が付いている箇所(毛や瞳など)を意識して濃淡を付けていきます。

この次に擦っていくので、大まかで構いません。

ガーゼ・ティッシュで擦る

鉛筆をのせたら、紙に馴染ませるためにガーゼやティッシュで軽く擦ります。

今回はティッシュを使っています。

犬デッサン ティッシュ
犬デッサン 擦る



全体を意識しながら、満べんなく擦っていきます。

この際に、鉛筆の線がボヤけるくらいまで擦るのが良いでしょう。

犬デッサン 擦る



全体的に色調を整えたら、鉛筆の線や濃淡の乗せる為の下地が出来ました。

この際に、鉛筆の濃淡がアタリの線より多少はみ出して構いません。

むしろ、後あとそれがデッサンをする上での『味』になってくるので、全体的に満べんなくボカすと良いです。

鉛筆を乗せて明暗のバランスを整える

下地の色ができたら、暗い所と明るい箇所を意識しながら鉛筆を乗せていきます。

暗い箇所は3B〜4Bをメインで使います。

犬デッサン 鉛筆
犬デッサン 鉛筆

この際に、暗い箇所は鉛筆を重ねていく事が出来ますが、明るい箇所は手を加え過ぎてしまうと、かえって濃くなってしまうので注意が必要です。

全体の明暗を損なわないように、鉛筆を乗せていきましょう。

光を意識して描く

犬デッサン

光を意識して、明るい箇所や影になっている暗い箇所を描いていきます。

光の位置が曖昧になってしまうと、最終的に絵がチグハグなものに仕上がってしまうので、同じ方向から光が当たっている事を意識しつつ、描き進めていきましょう。

毛並みを意識しながら明るい箇所も描き分ける

犬のデッサン



最後に、明るい箇所も描いていきます。

特に白い毛に関しては、濃いめの鉛筆を使ってしまうと色が濃過ぎてしまうので、2H〜HBといった硬めの鉛筆を使って描いていきます。

白い箇所を描く際は、繊細さが要求される為、鉛筆の先はカッターで尖らせた状態にしておく事が望ましいです。

H系の鉛筆で薄い色を重ねていくイメージで描いていきます。

完成

犬デッサン

デッサンの仕上げとして、細部の描き込みが終わったら完成です。

お疲れさまでした。

白い毛の箇所などは、消しゴムを使って抜いていくのも良いです。

練り消しゴムやプラスチック消しゴム等を使うと良いでしょう。

【細部の毛並み】

犬デッサン 細部



【口元】

犬デッサン 細部



どの段階で手を止めるかはその人次第ではありますが、自分で良い出来だと思えたら手を止めると良いかもしれません。

最後の調整の段階では、絵を壊さないように細心の注意を払いつつ、丁寧に仕上げていくようにしましょう。

まとめ


今回は犬のデッサンの描く手順についてまとめました。

毛並みの柔らかさを表現するためにも、日頃から動物を観察したり、可能であれば触れてみたり出来ると良いですね。


デッサンは絵を描く上での「筋トレ」みたいなものなので、作品として完璧に描こうとする必要はありませんが、実力を付けるためにも繰り返し行うと良いです。

今回の記事があなたの創作活動の参考になれば幸いです。

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小笠原 英輝ペン画家/オンライン絵画教室運営
こんにちは。ペン画家の小笠原です!全国各地のギャラリーでの展示やSNSで作品の発表&販売を行っています。当ホームページでは、ペン画や絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。また現在は「絵を学びたい」という方向けに絵画教室の運営にも力を入れるようになりました。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています!
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