配色とは?基本の意味から色の選び方・組み合わせルールまで徹底解説

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こんにちは。画家の小笠原です。

僕が描いた作品です。

作品集はコチラ

 

配色に悩んだとき、つい

「自分には色のセンスがない」

と感じてしまうことありませんか?

僕自身、色彩理論について
学んでいない状態で
自分の感覚だけで配色を
作っていたことがありましたが、
大体が上手くいかず、
落ち込んだこともしばしばありました。

そもそも色を扱うこと自体が
得意ではありませんでしたし、
美大予備校に入るまでは
学んだこともありませんでしたね。

イラストやデザイン、資料作成、
Webサイトの見た目など、
色の組み合わせは仕上がりの印象を
大きく左右します。

色相・彩度・明度といった基本を理解し、
いくつかの配色パターンや
色の比率を知っておけば、
初心者でもまとまりのある色選びが
できるようになります。

この記事では、配色の意味から、
色の三属性、基本的な配色パターン、
70:25:5の比率、
失敗しにくい実践ポイントまで、
初心者にもわかりやすく解説します。

「なんとなく色を選んでいる状態」
から一歩進んで、
目的に合わせて色を
組み合わせられるようになりたい方は、
ぜひ参考にしてください。

配色とは何か?まず意味を正確に押さえる

配色とは、2色以上の色を
目的や意図をもって
組み合わせる技術のことです。

単に好きな色を並べる行為ではなく、
見た目の統一感・メリハリ・美しさを
意図的に作り出すための
デザイン上の判断を指します。

たとえば今日着る服を選ぶとき、

「この上着の色にはこのパンツが合うかな」

と考える行為も
れっきとした配色です。

配色はデザイン用語だと思われがちですが、
必ずしもデザインの専門家だけが
使うスキルではありません。

日常的にWebサイト、イラスト、
プレゼン資料、SNS投稿画像など、
あらゆる場面で色の組み合わせを
選んでいると思います。

その選び方に根拠があるかどうかで、
仕上がりのクオリティは
大きく変わるということですね。

デザインの知識がなくても、
配色の基本ルールを知っておくだけで、
バランスの取れた色選びが
できるようになります。

配色を理解するために必要な「色の三属性」とは

配色を正しく理解するには、
まず色を構成する3つの要素を
知る必要があります。

色の印象を決める根拠が
ここにあるため、
この3つを把握するだけで
色選びの精度が上がります。

ここでは、それぞれについて
みていきましょう。

色相(しきそう):色の種類そのもの

色相とは、赤・青・黄・緑といった
「色味の違い」を表す要素です。

色相について掘り下げて知りたい方は
以下の記事で詳しく解説をしています。

色相とは?色相の役割や心理的効果について

これを円状に並べたものを
色相環(カラーホイール)と呼び、
配色を考えるときの
基本ツールとして使われます。

暖色系(赤・オレンジ・黄)は
エネルギッシュで活発な印象を与え、
寒色系(青・緑・紫)は
落ち着きや清涼感を生み出します。

暖色系と寒色系については
以下の記事で詳しく解説をしています。

暖色系と寒色系の特徴や使い方、効果について

中性色(グレー・ベージュ・オリーブなど)は
どの色とも調和しやすく、
配色の安定剤として機能します。

色相を理解することで、

「どの色と組み合わせると統一感が出るか」
「どの色を加えるとメリハリが生まれるか」

の判断が具体的にできるようになります。

色相環は無料のデザインツールでも
確認できるので、
配色を考えるときは常に手元に
置いておくと便利です。

彩度(さいど):色の鮮やかさ

彩度とは、色の鮮やかさ(純度)を
示す要素です。

彩度について掘り下げて知りたい方は
以下の記事で詳しく解説をしています。

彩度とは何か?初心者でもすぐ理解できる色彩の基本

彩度が高いほど色は
鮮明でビビッドになり、
彩度が低くなるほど
くすんだ落ち着いた印象になります。

特に高彩度の色
(原色に近い赤・青・黄など)は
目立ちやすくポップな印象を与えます。

一方で低彩度の色
(くすみカラー・パステルカラーなど)は
ナチュラルで上品な雰囲気になります。

なお、黒・白・グレーには彩度がなく、

「無彩色(むさいしょく)」

と呼ばれます。

無彩色については
以下の記事で詳しく解説をしています。

無彩色とはなにか?白・黒・グレーの意味と使い方について

これらは他の色の邪魔をしないため、
配色の調整役として非常に
使いやすい色です。

彩度をコントロールすることで、
同じ色相でもまったく異なる印象を
作り出せます。

明度(めいど):色の明るさ

明度とは、色の明るさを示す要素です。

白に近いほど高明度、黒に近いほど
低明度になります。

高明度(白に近い色)は
軽やかで柔らかい印象を与え、
低明度(黒に近い色)は重厚感や
高級感を演出します。

この明度の差をコントラストと呼び、
コントラストが高いほど
画面にメリハリが生まれます。

明度と彩度を組み合わせたものが
「トーン」です。

トーンを揃えることで
全体に統一感が出るため、
多色使いをする場合でも
トーンを軸に選ぶと
崩れにくい配色になります。

明度について掘り下げて知りたい方は
以下の記事で詳しく解説をしています。

明度の意味や使い方についてはこちら

知っておくべき配色の基本パターン4選

配色には代表的な
組み合わせのパターンがあります。

感覚ではなくルールに基づいて
色を選ぶことで、
誰でも再現性のある配色が
できるようになります。

類似色配色:まとまり感を出したいときの鉄板手法

類似色配色とは、
色相環で隣り合う色同士を
組み合わせる方法です。

  • 青・水色・紫
  • 赤・オレンジ・黄

などの組み合わせが典型例です。

これらの色は統一感を出しやすく、
初心者でも実践しやすい配色です。

ただし単調になりやすいため、
明度や彩度に差をつけることで
メリハリを加えられます。

落ち着いた雰囲気の
Webサイトやイラスト背景など、
「まとまり感」を優先したい場面で
特に有効です。

補色配色:メリハリとインパクトが欲しいとき

補色とは、色相環で正反対の位置にある
2色の組み合わせです。

  • 赤と緑
  • 青とオレンジ
  • 黄と紫

などが代表的な補色ペアとなります。

補色同士を組み合わせると
強いコントラストが生まれ、
視線を引きつける効果があります。

ただし、補色を同じ比率で使うと
刺激が強すぎて見づらくなるため、
どちらか一方をメインカラー、
もう一方をアクセントカラーとして
使うのが基本となります。

例えば広告のバナーや
アイキャッチ画像など、
目立たせたい場面で
効果的に機能します。

全体が鮮やかな
ビビッドトーンの配色の場合は
補色が埋もれることもあるため、
使う場所を絞って
効果を狙うことが重要です。

補色について掘り下げて知りたい方は
以下の記事で詳しく解説をしています。

補色の基本と色の色の配色テクニックはこちら

モノトーン配色:洗練された印象をシンプルに作る

モノトーン配色とは、
同じ色相の中で
明度や彩度を変えて
組み合わせる方法です。

同系色でまとめるため
統一感が出やすく、
初心者でも失敗しにくい
安定した配色パターンです。

モノトーンは上品で
シンプルな印象を与えやすく、
流行に左右されにくい
という点も特徴です。

ただし単調になりやすいので、
アクセントカラーを1色加えることで
画面を引き締められます。

グラデーション配色:深みと動きを加えたいとき

グラデーション配色とは、
起点となる色を決め、
色が徐々に変化する表現を
使う方法です。

単調な塗りに深みと豊かさを
加えることが出来るようになるため、
視線の誘導にも効果的を発揮します。

グラデーションを作る上で、
同じ色相で明度や
彩度に差をつける方法、
隣接する色相をつなげる方法、
虹色のスペクトルを利用する方法
などがあります。

一方で多用しすぎると
全体の調子が整えにくくなるため、
ポイントを絞って使うのが基本です。

グラデーションについて詳しく知りたい方は
以下の記事を参考にしてください。

グラデーションの意味や使い方、心理的効果について

配色の黄金比率「70:25:5の法則」

配色を実践するうえで
最も使いやすい比率として

70:25:5の法則

というものがあります。

これは3色の割合を

  • ベースカラー70%
  • メインカラー25%
  • アクセントカラー5%

この比率で使うことで、
視覚的にバランスの取れた
配色が完成します。

ベースカラー(70%):背景・土台の色

ベースカラーは、
デザインの中で最も
大きな面積を占める色です。

特に背景や余白に使われることが多く、
メインカラーやアクセントカラーを
邪魔しない色を選ぶのが基本です。

無彩色(白・グレー)か、
メインカラーの明度を上げた色を使うと
デザインしやすくなります。

メインカラー(25%):テーマを象徴する色

メインカラーは、
そのデザインの主役となる色です。

ブランドのイメージカラーや、
作品のテーマカラーをここに当てます。

ユーザーの目につきやすい部分に使われ、
全体の印象を決定する最も重要な色です。

メインカラーを先に決め、
そこからベース・アクセントを選ぶ順番が
失敗しにくいアプローチです。

アクセントカラー(5%):視線を引き締める差し色

アクセントカラーは
使用面積が最も少ない色ですが、
最も目を引く色でもあります。

注目させたい部分
(ボタン・見出し・ポイントになる箇所)
に使うことで、
視線を意図的に誘導できます。

使用面積が小さいため、
ある程度強い色を選んでも
全体の調和を損なわずに済みます。

必ずしもこの比率が100%正しい
というわけではありませんが、
配色のバランスとしては
この比率が使いやすいです。

色の選び方に迷ったら、
まずこの3色を決めて
この比率で配置するだけで、
整った配色ができあがります。

配色を失敗しないための実践ポイント

ここでは、配色のルールを知った上で、
実際の作業で使える
判断基準を整理していきます。

色数は3色以内に絞る

色数が増えるほどまとまりが難しく、
出しにくくなってしまいます。

なので、基本は3色に留め、
多く使っても5色が上限の目安として
使うのが効果的です。

それ以上になると情報が増えすぎるため、
最も重要なことが伝わりにくい
デザインになってしまいます。

3色以上使う場合は、
トーンを統一することで
バランスを保つことができます。

トーンを統一する

色相がバラバラでも、
トーン(明度と彩度の組み合わせ)を
揃えると視覚的にまとまります。

逆に、色相が同じでも
トーンがバラバラだと
雑然とした印象になります。

配色を考えるときは
色の種類だけでなく
トーンが揃っているかを
必ず確認してください。

純色(高明度・高彩度)を多用しない

純色(彩度と明度が100%に近い色)は
強すぎるインパクトがあり、
長時間見ると目が
疲れやすくなります。

どうしても鮮やかな色を使いたい場合は、
彩度と明度を数%ずつ
下げた色を選ぶことで
目に馴染む配色になります。

無彩色をうまく活用する

色の境界線に白・黒・グレー
などの無彩色を挟むことで、
色同士の衝突を和らげ
全体に統一感が生まれます。

この技法はセパレーションと呼ばれ、
複数の色を使うときの
調整手段として有効です。

特に補色同士を組み合わせたい場合に、
間に無彩色を入れることで
視覚的なまとまりが格段に上がります。

まとめ:配色は感覚ではなくルールで解決できる

配色とは、2色以上の色を
目的と意図をもって
組み合わせる技術です。

センスや才能の問題ではなく、
基本ルールを知っているかどうかで
結果が変わります。

まず色の三属性
色相・彩度・明度を理解し、
類似色・補色・モノトーン・
グラデーションという
4つのパターンを頭に入れた上で、
70:25:5の比率で3色を配置する。

この流れを実践するだけで、
デザインの経験がなくても
まとまりのある配色が作れます。

配色の知識は一度身につければ、
イラスト・デザイン・資料作成・
ファッションなど、
あらゆる場面で
繰り返し使えるスキルです。

まずは3色選んで比率を
意識するところから
始めてみてくださいね。

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