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絵が描けないスランプ。創作意欲が消えた時の原因と立ち直り方5選

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こんにちは。画家の小笠原です。

僕が描いた作品です。

作品集はコチラ

 


「描きたいのに、描けない。」

そんな瞬間に立ち止まって
しまったことはありませんか?

スケッチブックを開いても
筆が動かない。

以前はあんなに楽しかった絵を描く事が、
まるで義務のように感じてしまう。

それは、誰にでも訪れる
スランプなのかもしれません。



スランプが訪れると、

「自分には才能がないのかもしれない」

と自信を失ってしまいがちですが、
実はそれこそが成長の
前触れだったりもします。



絵が描けない時期は、

次の表現へと進化するための準備期間

として考えられるようになると、
物事が自然と前に
動き出してくる事にも繋がります。



そこでこの記事では、

  • なぜ絵が描けなくなるのか(主な原因)
  • スランプを抜け出すための実践的な方法
  • 焦らずに心を整えるための考え方


これらについて
画家としての経験を
交えながら丁寧に解説します。



スランプは「終わり」ではなく、
「変化の始まり」と考える事で、
その後の創作活動に対しての気持ちも
軽くなってきます。

焦らなくて良いので、
ご自身の創作活動の原点を
今一度見つるようにしてみてくださいね。

絵が描けないスランプとは?

誰にでも起こり得る創作の停滞


「何を描いてもピンとこない」
「筆を取る気になれない」


そんな“描けない時期”は、
どんな表現者にも訪れるものです。



僕自身、今でこそ
描くモチーフ選びや
作品のテーマについて
ある程度柔軟に対応することが
出来るようになりました。

ですが、定期的に
思うように絵が描けない時期は
訪れますし、
その間はキャンバスを前にする時間も
ほとんどない日もありました。




この状態の事を一般的に
「スランプ」と呼ばれていますが、
このような状態の時は
本人にとって非常に辛い
時期であったりもするんですよね。



スランプ状態の特徴というのは、

「描きたい気持ちはあるのに描けない」

という状態でもあります。

このような状態が続くと
次第に焦りや絵が描けない不安などが
押し寄せてくる事となり、
次第に自分自身を責めてしまったり、
自暴自棄になってしまう事にも
繋がりかねません。



本人としては
決して怠けているわけではなく、
むしろ真剣に作品と
向き合っているからこそ、
理想と現実のギャップに苦しむのです。

スランプが悪いことではない理由


多くの人はスランプを
「避けたいもの」と考えますが、
実はそれは創作における
“成長のサイン”でもあります。

その理由として、
表現者は常に次の段階を
目指して進化している為でもあります。



これまで描いていた作風や描き方が
今の自分と合わなくなったり、
その都度表現したいテーマが
変化したりするのです。

人生の転機やライフスタイルの変化に伴い、
モチーフ選びにも影響を及ぼす事に
なるという事ですね。



僕の場合、柴犬を飼い始めてからは
犬の絵ばかり描いていた
時期もありましたね。

他にも、姪っ子の誕生で
これまで人物画から
距離を置いてた自分が
人物を描くきっかけになったりと、
何かしらの心境の変化が
あったりもしました。


つまり、スランプというのは、

「新しい自分に変わる前の通過点」

と、言い換える事も出来ますね!



この焦らずに止まった時間を
無駄な日々と捉えるのではなくて、

“充電期間”

と捉えることで、
次の作品がより深みを
持つようになります。

スランプに陥ってしまう理由


スランプに陥ってしまう理由について
考えてみましょう。

ここでは、スランプに陥ってしまう
理由や原因について
掘り下げていこうと思います。

完璧主義による自己否定


「もっと上手く描かなきゃ」
「こんなのじゃ見せられない」


そんな思いが強くなりすぎると、
鉛筆や筆を取る前から
心が疲れてしまいまい、
自分を追い詰めてしまう事となります。



向上心があることは良い事ですが、
一方で完璧主義に陥ってしまうと
途端に身体が重くなってしまいますし、
次第に意欲も低下する恐れがあります。



絵というのは、

結果よりも過程の積み重ね

が重要となります。



ですので、完璧を求めるよりも

今の自分が表現できる範囲で描いてみる

ことから再出発しましょう。

他人との比較・SNS疲れ


SNSでは、常に他人の完成度の高い
作品が流れてきます。

このような投稿を見るたびに
無意識のうちに自分と比較してしまい、

「自分の絵には価値がない」

と思い込んでしまう事にも
繋がりかねません。



ですが、SNSはあくまで
完成した作品や制作過程などの
「作品の一部」しか見せていません。

あなた自身が抱えている
苦悩や努力の過程までは
他人には見えないものでもあります。



人の作品を見て一喜一憂しない為にも、
自分軸で考えていくことが
成長をする上で大切なことです。

テーマや目的の迷い


創作活動を続けていくうちに、

「何を描きたいのか分からない」

そう感じてしまったた時、
スランプは一気に深くなります。



ですが、裏を返せばこの状態は
単なるやる気の問題ではなく、

創作の方向性が変わりつつあるサイン

であるとも言えます。



僕自身、その都度作風の方向性を
変えてきましたが、

「あーでもないこーでもない」

と考えを巡らせながらも

今の自分があるのだと考えています。



時には、これまでと違うテーマを
試すのも良い方法です。

たとえば人物画ばかり描いていた人が
自然や抽象表現に挑戦してみる事で、
新しい感覚が目覚めることもあります。



僕も

風景⇨建物⇨動物⇨抽象

と、これまで作風を変化させてきました。

時にはこれらを組み合わせたり、
試行錯誤を繰り返し行ってきました。



なので、制作に対する迷いというのは
これから起こり得る作風の変化として
受け入れておく心構えとして
捉えてみてください。

心身のエネルギー不足


スランプは単に精神面だけでなく、
身体的な疲労からも起こります。

睡眠不足やストレス、
長時間の作業で脳が疲れていると、
インスピレーションが湧きません。



描けないときこそ、
しっかり休む勇気を持ちましょう。

「描けない=怠けている」ではなく、
「描けない=休む時期」と考えることが、
結果的に創作力の回復につながります。

過去の成功体験への執着


以前うまく描けた
作品を基準にしてしまうと、
次の作品に取りかかる際の
ハードルが上がります。

「前の作品より劣って見える」

と感じてしまう度に、
筆が止まってしまいかねません。



過去の成功した経験は、
その時のあなたが出せる
最大限の力であったという証
でもありました。

なので同じ結果を再現する必要も
無理に越えようとする必要はありません。

むしろ新しい挑戦をしている証として、
今の迷いを受け入れましょう。

仕事や家事に追われてしまっている


日常の合間をぬっての
制作を続けていくという事は、
難しい事の方が多く、
実際には日々の雑事に
追われてしまう事でしょう。

そういった中でも
継続しているという人は
ごく少数となってしまいますし、
そのような方々も時間を
上手くやりくりをして
時間を捻出するなどの
努力をされています。



とはいえ、日々の日常を
こなしていく事で
手一杯となってしまう事の方が多く、
気づけば数週間、数カ月と
制作から遠ざかってしまう事と
なってしまいます。

また結婚して子育てをしている場合、
尚更、制作よりも生活費や
養育費等を稼いでいかなくては
なりませんからね。



この場合、スランプというよりも、
優先順位的に見ても
創作活動から遠ざかってしまう
要因となってしまうかもしれません。

他にやりたい事が出来た


初めの頃に持っていた熱意も
時と共に薄れていってしまうという事は
良くある話です。

「よしやるぞ!」
当初は意気込んでみたものの、
次第に飽きてしまったり、
他の事に興味が向いてしまうなど、
目移りしてしまう事でしょう。

これは物事が長続きせず、
三日坊主となってしまう人に
ありがちな事かもしれません。



特に現代では娯楽が
溢れてしまっているという事もあり、
アレコレと手を出しているうちに
創作に使う時間が
無くなってきてしまう
という事となってしまいます。

いつしか創作に対しての
モチベーションも下がってしまうので、
無理にとは言いませんが、
創作に関係の無いのであれば
ある程度の創作活動からの距離は
必要になってきます。

ネタ切れ


始めは描きたい絵や
物語がありましたが、
次第に持っていたネタを
出し尽くしてしまい、
次第に手が止まってしまう
といった事態になってしまう事も
あるかもしれません。

自分が描きたいものがあるうちは
良いかもしれませんが、
次第にアイデアが枯渇していき、
創作が苦になってしまう事もあります。



創作というものは
誰からも強制されずに
自らが始めたものでもあるので、
あまり気負いし過ぎることなく
自身のペースでまた再開出来れば
良い事だと思います。

人からの批判を受けた


自身が創作したものを
発表する事によって、
多種多様な方々の
目に留まる事となります。

その中には肯定的な意見もあれば、
一部では否定的な意見を
言われるような事も
出て来る事でしょう。



中には見ず知らずの人から
人間性までも否定されるほど、
深く傷つくような事を
言われる事もあるかもしれません。

その際に、再び創作活動を
する気力が損なわれてしまう程、
ひどく傷つけられてしまう事を
言われてしまう事だって
あり得る話です。



僕の知人の作家さんの知り合いで
将来を有望視されていた作家さんも、
批判されたことがきっかけで
残念ながらその後の創作活動を
継続していけなくなってしまった
という方も居ました。

特にアーティストという人種は
感性が鋭い方が多いので、
必要以上に物事に対して
敏感に受け止めてしまう人も
少なくありません。



人からの批評・批判は程々に受け止めつつ、
目の前の作品に尽力するのが
一つの解決策でもありますね。

スランプを克服する4つの対処法

描かない勇気を持つ


実は、思い切って筆を置いてみる事も
立派な選択の一つです。

知らないうちに

「毎日絵を描かないといけない」

といったある種の強迫観念によって
自分を奮い立たせる事も
あるかもしれません。

ですが、それが継続的に
続けられるかと言えば
いずれどこかで息切れしてしまいます。



なのであえて描かない期間に心を整え、
外の世界を感じることで、
新しい感覚が芽生えるまで
待つ事も大事です。

焦らずに「描きたい」
と思う瞬間を待ちましょう。

一つのものにこだわり過ぎない


自身の心を支えているものが
一つに限られてしまうと、
その一本が崩れてしまうような
出来事に遭遇した際、
立ち直るまでにかなりの時間を
必要とする事となり得てきます。

例えば趣味の一つや二つ
持つ事によって
気分的にもリフレッシュする事となり、
制作をする際にも
良いメリハリにもなってくるでしょう。



気心知れた友人と会話をして
気分を紛らわせたりするのも良いですね。

「制作の逃げ道」と言えば
聞こえはあまり良くは
無いかもしれませんが、
好きだった事が嫌いになるよりかは
幾分かはマシだと思えます。

自分を責め過ぎない


物事が上手くいかない日が続くと
次第に自信も無くなっていき、
徐々にスランプに
突入してしまう事と
なってしまうかもしれません。

生きていれば上手くいく日もあれば
良くない日もあります。

悪い出来事が重なってしまうような
時期もあるかもしれませんが、
それがいつまでも続く
というような事もありませんからね。



それに、たまたまタイミング的に
悪かったという事もあるので、
次第に体調が良くなれば動けるよう、
気持ちを整えておく必要があります。

自分の人生が上手くいかない時期は
気分的にも落ち込んでしまいますが、
かといって自分の人生を嘆いたり
必要以上に自分を責めて
落ち込む必要もありません。

“描きたい感情”から描く


「何を描くか」ではなく

「どんな気持ちを描きたいか」

にフォーカスしてみましょう。



怒り、悲しみ、安堵など、
その時の気分に意識を集中する事も
創作活動をする上で
必要な要素でもあります。

テクニックよりも
心の動きを表現することで、
自然と筆が進むようになります。

気が向き始めてから絵を描いてみる


何かしらの理由で
絵を描くモチベーションが
無くなってしまった際、
無理に再開しようとすると
反動でかえって遠ざかってしまう
事もあるでしょう。

もちろん、絵を描く事が
好きで好きで仕方のないという人は
そのような反動を気にしなくても
良いかもしれませんが。



ただ、途中で描く事が
しんどくなってきてしまった時は、
あまり無理をせずに
徐々に気力・体力が戻ってきたら
描き始めてみた方が
リハビリとしても良いです。

自分の体調を踏まえつつ、
自身のペースを取り戻していく事が
先です。

小さな成功体験を積み重ねる


いきなり完成作品を
目指そうとするのではなく、

「5分だけスケッチする」
「色の組み合わせを試す」


など、小さな目標を立てましょう。

その積み重ねが、
やがて大きな自信に変わります。

誰かと作品を共有してみる


信頼できる仲間やSNSで、
未完成の作品を共有してみましょう。

意外な反応や感想が、
次の制作のヒントに
なることもあります。

人とつながることで
「描く楽しさ」を再発見できるはずです。

それでも描けないときに大切なこと

焦りを手放す


描けない時期は

「何も進んでいない」

ように見えても、
実際には心が整理されている
最中だったりします。



焦りは創作の敵。

立ち止まることも、
作品を生み出すプロセスの一部です。

「描けない自分」も創作の一部と捉える


“描けない自分”も、
表現者としての一面です。

この時期に感じる葛藤や苦しみが、
後に深い作品を生む源泉となります。

無理に否定せず、
そのまま受け入れてあげましょう。

絵が描けない時のスランプ、ストレスに関する(FAQ)


Q1. 絵が描けないスランプは
誰にでも起きますか?

A1. はい、起きます。

創作の方向性が変わる前触れや、
心身のエネルギー不足、
完璧主義の高まりなどの
複合的な要因で一時的に手が
止まることは珍しくありません。

焦らずに休息と観察の時間を
設けることが大切です。

Q2. どのくらい休めば
スランプから抜け出せますか?

A2. 期間には個人差があります。

数日で回復する方もいれば、
数週間〜数か月かかる場合も
あります。

期間を「充電」と捉え、
睡眠・食事・運動などの
基礎を整えながら、
徐々に感覚を取り戻すことを
おすすめします。

Q3. 無理に描き続けた方が上達しますか?

A3. 常に有効とは限りません。

心身が疲弊している状態での
「根性論」というのは
逆効果になることがあります。

短時間のスケッチや色の試作など
“低負荷の行動”に切り替え、
小さな成功体験を
積み重ねる方法が有効です。

Q4. 他人と比べて落ち込む時は
どう対処すればいいですか?

A4. SNSで目にするのは
完成形の一部です。

自分の「過程」を記録し、
昨日の自分との比較に
視点を切り替えましょう。

制作ログ(時間・試行・気づき)を残すと
成長の可視化につながります。

Q5. 何を描けばいいか
分からないときの始め方は?

A5. 「テーマ」より先に
「感情」から始めるのがおすすめです。

怒り・哀しみ・安堵など、
いま感じている感情を
形・色・線のリズムで抽象化し、
5分だけのタイマー・スケッチから
再開してみてください。

まとめ


あれほど好きだった絵でも、
いざスランプに陥ってしまうと
思うように手が進まずに辛い思いを
する事もある事でしょう。

絵が上達する為には毎日のように
描き続ける必要があるかもしれませんが、
時にしんどく感じた際には
途中休息を挟みながら
続けていけると良いですね。

※ 執筆者:小笠原英輝

画家として長年制作に携わり、
個展やオンラインを通じて
創作指導を行ってきました。

絵が描けないスランプは、
誰にでも訪れる成長の過程です。

本記事では、経験をもとに、
創作意欲を取り戻すための
実践的な方法を紹介します。

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小笠原 英輝ペン画家/オンライン絵画教室運営
こんにちは。ペン画家の小笠原です!全国各地のギャラリーでの展示やSNSで作品の発表&販売を行っています。当ホームページでは、ペン画や絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。また現在は「絵を学びたい」という方向けに絵画教室の運営にも力を入れるようになりました。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています!
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