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これから絵で食べていきたいと思っている方への6つのアドバイス

絵の具

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こんにちは。小笠原です。

絵を描く事を生業としていくという事は簡単なことでは無いと思います。

僕自身、美大を卒業してから約10年間、アルバイトを続けながら作家活動をしてきましたが、実際にやってみると思っている以上にやらなければならない事や、困難な事が身に降りかかってきたように感じます。

最近起きた大変な出来事と言えば、NFT詐欺に引っかかってしまうなど、我ながら自分を責めてしまう事もありました。。

 

ですが、この道を選んだという事は、どんな事があっても受け入れる覚悟がありました。

実際にさまざまな事が身に降りかかると、その時は辛く精神的にも落ち込んでしまいますが、時間が経てば次の作品に取り掛かってきました。

それほどまでの思いが自分にはあったのだと思っています。

 

今回は、これから絵描を目指す上で、個人的に「これは気をつけた方が良いよ」と思う事についてまとめさせてもらいました。

「絵を描く事が好き!」といった気持ちから、絵描きになろうと思った方に対して夢をあきらめてほしく無いと思うのですね。

また、過去の僕自身に向けてまとめたものにもなっているので、今が辛い方やその都度困難な状況に陥った方々にとっても参考にしていただければと思います。

 

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絵描きを続けていく上での6つの助言

 

使えるものは何でも使っていく

制作を続けていく上で、過去を振り返ると決して綺麗事なんてものは無かったように思えます。

制作だけに限らず、ブログやホームページ、SNSの更新なども行なってきましたし、アクセスを集める為に必要なSEO対策についての書籍なども何冊も購入して勉強をしてきました。

また、画材を購入する為にも気の進まないバイトを続けたり、資金繰りをする為に必要な補助金や給付金といった制度を活用するなど、学生時代では体験しなかった事は多々ありました。

特に補助金や給付金といったものは、自ら調べてみないと給付対象であるかどうかも分かりませんし、特にコロナ禍においては経営状況が悪化した個人事業主でも受給が出来る制度も多々ありました。

 

事業内容を偽って嘘の申告をして受給する事は犯罪となってしまいますが、実際に困っていたり、立ち行かなくなってしまった際はこのような制度を活用する事も大切なことでもあります。

たとえ泥臭いものであったとしても、もがき続ければ突破口が見つかっていく事もありますので、諦めずに抵抗していきましょう。

 

辛くても絵を描く事をやめない事

作家活動を始めて1〜2年で結果が出れば良いですが、人によっては10年以上も目が出ずにくすぶっている人もごまんといます。

僕自身、初めの頃は努力してもこれといった結果が出ませんでしたし、展示をしても絵が1枚も売れないなんていう日々が続いていました。

3年目に入り、ようやく受賞歴であったり、少しずつ絵が売れ始めてきましたが、それだけで生活をしていく事は出来ず、アルバイトをせざるを得ない状態でした。

 

このままいけば行く行くは絵だけでも生活が出来るようになってくるだろうという思いもありました。

ですが、コロナ禍以降は人々の関心がアートから離れていったように思われる出来事が多々あり、これまでは少しずつ良い兆しが見られたものの、全く絵が売れなくなる状況に逆戻りしてしまう事に。。

個展、グループ展をする為に、一生懸命に準備したにも関わらず、お客さんがほとんど入ってこない。。

この場合、絵が売れないだけならまだしも、会場費用やDM代、宣伝費用諸々にかかる費用は全て自己負担なので、展示をするたびに赤字が続く状態となってしまいました。

 

こういった状態が続くと、精神的にも肉体的にも追い込まれてきてしまいますが、それでも気持ちにゆとりができれば新作の制作に取り掛かっていました。

辛い事は度々あれど、絵描きにとって「絵を描く」という行為は自分自身のアイデンティティでもありますので、やはりそこは自分自身を裏切ってはいけないものだと思わされるのですね。

 

詐欺には気をつける事

多くの絵描きというのは、画材などを捻出する為にもアルバイトを入れたり、なけなしのお金を使って作品作りに費やしていくものと思われます。

「ある程度の制作にゆとりが欲しい」と思ったりするなど、誰しも一度は思った事があるものだと思います。

そんな中、自分が描いた作品を「高値で購入したい」と言ってDMも貰うなど、作家としては嬉しい限りの事かもしれません。

 

ですが、気をつけてもらいたい事は、「それが必ずしも善意であるとは限らない」という事です。

 

もちろん、本当に作品を欲しがっている人がいるというのも事実ではありますが、中には今までに無いくらいの高値で購入を希望していると言い、交渉を持ちかけてくる人もいます。

そこで気を付けてもらいたいのは、「あまりにも高額な金額で相手が持ちかけてきた時」です。

そこまで知名度が無いにも関わらず、中には一枚100万円を超える価格で提示された場合は詐欺確定だと思っても良いです。

おおよその目安として、作品にもよりますが一枚10万円以上の価格で提示してきた場合は、相手の素性を調べるなど特に注意をしておく必要があるでしょう。

 

詐欺被害に遭ってしまうと、お金だけでなく自分の大切な作品も汚す事にもなりますので、その点は特に注意が必要と言えます。

 

健康には気をつけておく事

制作を続けていく上で体が資本なので、健康には十分に注意しておく必要があります。

日々の食事に気を使ったり、制作活動に没頭するあまり運動不足になりがちとなってしまうので、空いた時間にストレッチをするなど気を使うようにしましょう。

 

特に同じ姿勢での作業が続くようであれば、なおさらです。

目、肩、首、腰など、長期的にみたらダメージが蓄積されている事にもなりますので、ストレッチや日々の疲れを癒す為に湯船に浸かるなどの対策が必要です。

特に腰痛になっている人も見られるので、気をつけておきたいところですね。

 

お金の問題は解決しておく事

制作活動に限らず、生活をしていく上でもお金は必要不可欠となります。

まず住む場所が確保されていないと、作品を作るどころではありませんからね。

生活費用が十分にある上で作品制作が成り立っていますので、まずは日々の生活に必要な生活費を賄うようにする事が先決です。

 

作家活動をしている人の多くは作品を売る事だけでは生活をしていく事が難しいので、大半は仕事をしながら活動をしている人が大部分を占めています。

アルバイトをしながら制作をしたり、会社勤めをしながら休日に作品を作るといった人もいます。

【関連記事】

絵描きの収入源について3選まとめ。夢の過程で必要な手段。

 

中には自営業をしながら制作活動と関連させている人もいますが、いずれにせよ収入源の確保は必須になってきます。

 

ただ、やはり気になる事は「制作をしたいのに、仕事に時間を取られる」という事です。

 

これは誰しも悩むポイントなのですが、生活が成り立たなくなってしまうと制作どころでは無くなってしまいますので、頭を抱えるポイントになってくると思います。

人によっては制作動画をYouTubeにアップロードして広告収入を得たり、ECサイトなどで作品の販売をするなどで生計を立てている人もいます。

 

これならば家にいながら出来ますし、人を雇わずとも一人で仕事をする事も可能です。

今の時代だからこそ成り立つ収入源であるとも言えるので、副業も兼ねて始めてみるのもおすすめです。

 

疲れたら無理をしない事

思っている以上に制作だけでも疲れるのに、仕事もこなしていくとなると、いくら若くて体力があったとしてもすぐに限界が来てしまいます。

若いうちなら良いかもしれませんが、年齢を重ねていくごとに体力も低下してしまうので、こまめに体を休める事は大切です。

 

日々の疲れが蓄積されてくると、体の不調やメンタル面での不調を及ぼしてしまいます。

大病を患ってしまうと制作どころでは無くなってしまいますので、疲れが溜まったら自分の体を労ってあげるとよいでしょう。

 

まとめ

これから絵描きになりたいと思っている方に向けてのアドバイスをまとめさせてもらいました。

これから絵描きになるという事は、大きな覚悟がいるものだと思います。

一般的な人生を送る事が出来るとは限りませんし、金銭的に追い込まれるような場面もあるかもしれません。

それでも生涯をかけて自身が取り組むべきものとして見つけたのであれば、それに向かって突き進んでいけば後悔も無い事でしょう。

 

自ら茨の道を選ぶ事であったとしても、自分の人生を捧げても作品作りに励むあなたを応援しています。

 

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小笠原 英輝ペン画家/オンライン絵画教室運営
こんにちは。ペン画家の小笠原です!全国各地のギャラリーでの展示やSNSで作品の発表&販売を行っています。当ホームページでは、ペン画や絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。また現在は「絵を学びたい」という方向けに絵画教室の運営にも力を入れるようになりました。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています!
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