こんにちは。ペン画家の小笠原です。
画家として活動をしていると、「絵の売り上げ」から避けて通る事が出来ません。
絵の販売をする以上は、画材代だけでなく、出展費用や運搬費用、宣伝広告費等にお金がかかってしまいますし、それ以前に生活にも影響を及ぼしてしまいかねないからですね。
そういった中で、頑張って描いた絵が売れると、嬉しいだけでなく次の制作に繋げていく事ができるようにもなります。
そこで今回は、実際に絵の販売をする上で「売れやすい絵」というテーマについてフォーカスしていきたいと思います。
目次
売れない絵の特徴になっていない?
実際に画廊やアートフェアなどで展示を行っていると、人気のある方は作品がほとんど売れている一方で、作品に努力の痕跡があるのにも関わらず、残念ながら絵が全く売れていないという方もいます。
売れない絵の場合、作家活動を始めてから日が浅いという方もいると思いますが、ファンが少なかったり、需要の無い絵を描いてしまっているという事が大きな要因として挙げられます。
そもそも、世の中の経済は需要があって供給が成り立つものでもあるので、作品販売においても例外ではありません。
なので、何年も活動をしているのにも関わらず、展示をしても絵が一枚も売れないという状態が続くようであれば、自分の作風について今一度客観視する必要が出てきます。
売れやすい絵の特徴5選
では、どういった作品が「売れやすい絵」であるのかというと、それにはいくつか傾向があったりします。
コチラで紹介する特徴や傾向については、僕がこれまで様々な作家さんらの作品を見てきた経験談を元に作成しています。
僕自身、需要のあるジャンルや作風を取り入れる事で、少しずつ絵が売れるようになってきたので、良かったら参考にしてみてください。
基本的な画力がある
まず大前提として「基本的な画力がある」という事です。
やはり、「画力」という確かな基盤がないと絵の購入に繋がるという事は難しいと言っても過言ではありませんからね。
特に、プロが素人っぽく描いた絵と、素人が描いた絵とは天と地ほどの差がありますので、目の肥えている人ほど、すぐに見分けをつける事が出来てしまうものです。
この画力を語る上で、重要な要素の一つとして「基本的なデッサン力」が挙げられます。
構図の捉え方、影の落とし方、モチーフの陰影表現など、絵を描く上で大切な要素を描く為にも、デッサン力を鍛える事が大切です。
人によっては「味のある絵」や「下手うま」な絵などが好きだという方もいますが、やはりしっかりとした基礎が備わっている絵の方が安心して観る事ができますからね。
また、デッサン力がある事で絵の構成を決める上で破綻が無く仕上げる事ができるようにもなります。
何事においても基礎は大事ですので、日頃から物を観察する目を養っておくようにしましょう。
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作品の世界観がしっかりしている
自身が描いた作品の世界観が確立されているかどうかという点も、絵が売れるかどうかの基準となってきます。
「〇〇さんの作品だから欲しい!」
と、このように思ってもらえるようになると、画家冥利に尽きますよね。
自分の世界観が備わっている事で、特に濃いファンが繋がりやすくなりますし、それによって定期的に絵を購入してくれるお客さんも現れるようになるかもしれません。
僕自身、ありがたい事に展示をするたびに同じ方に何枚も絵を購入いただいていますので、やはり「その作家としての世界観が作られているかどうか」というポイントはとても大事な要素であると思います。
それが一般的に受け入れられにくい画風だったとしても、濃いファンがいる事で絵の売れ行きも安定しやすくなる事でしょう。
気持ちが癒される絵
見て癒される絵も購入されやすい絵の特徴でもあります。
お客さんの立場に立って考えてみると分かりやすいと思いますが、実際に購入する上で、「家に飾りたい作品かどうか」というのは重要なポイントとなります。
気持ちが癒される絵というのは、実際に部屋に飾って観る事で部屋の雰囲気が変わるだけでなく、日々の生活にも変化がもたらされる事にもなります。
絵というのは、人々の心の在りどころとしても効果を発揮するものでもあるのですね。
このように、室内空間にも影響を及ぼす絵画というのは、購入されやすい絵の特徴の一つでもあります。
購入してくれる方の事を意識しつつ、癒しの場を演出するような絵を心がけると良いですね。
可愛らしい絵
可愛らしいテイストの絵も売れやすい絵の特徴の一つとして挙げられます。
特に猫や小動物などの愛らしさというのは人々を魅了しますからね。
ただし、マンガチックな可愛らしさに関しては、別のジャンルになってくるので注意が必要です。
そう言った制作スタイルが好みだという方には評判は良いかもしれませんが、正直なところあまり売れる絵ではありません。
なぜならば、あくまでも自然な可愛らしさのある絵の方が好まれやすい傾向にあるからです。
すでに絵を購入してくれる濃いファンの方がいれば良いのですが、自然な可愛らしさを表現する絵を描く事が望ましいと言えます。
縁起が良い絵
家に飾る絵として、縁起の良いものである方が自ずと購入されやすくなります。
例えば、福を呼ぶ招き猫であったり、宝玉を持った龍の絵なども人気のモチーフとなっています。
また、色合いにおいても金運や幸運を招き入れるような金を施すなど、たくさんの人から好まれる絵でもありますね。
他にも、フクロウや干支に関する動物がモチーフとなっているなど、日本人の生活と馴染みのあるモチーフを選ぶのも売れやすい絵の傾向となります。
部屋に飾る事で、幸運が真似込んでくるような絵というのは需要があるので、意識して描くと良いでしょう。
まとめ
今回は売れやすい絵の特徴についてまとめさせてもらいました。
実際に売れる絵を描けるようになるまでに試行錯誤の繰り返しとなりますが、今回紹介したポイントを押さえておく事で、「あなたの絵を欲しい」と言ってくれる方が増えてくるようになってきます。
僕自身、これまで数十点の作品販売を行ってきましたが、初めのうちは全く売れず苦労していました。
それでも、続けていくうちに少しずつ絵が売れるようになってきました。
今回の記事が、現状で絵が全く売れずに悩んでいる方に少しでも参考にしていただければ幸いです。
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