デッサンの技法を習得する事で、
絵に関するあらゆる技法を
習得する事に繋がっていきます。
油絵や日本画、水彩画に留まらず、
漫画家やアニメーターを
志望する方にとっても、
デッサンの基礎を学んでおく事で
大いに役立てていく事となるでしょう。
そこでまず、デッサンの技法を
習得する上で、
初心者の方がぶつかる壁は
いくつかあります。
例えば、
- どこで学べばいいの?
- 道具は何を使えばよいの?
- どの程度学べばよいの?
といった疑問が湧いてくると思います。
僕自身、高校生の時に初めて
美術予備校の扉を叩くまでは、
道具の使い方すらまともに
出来ていませんでしたからね。。
その当時の自分は
単純に絵を描く事が好きで
好きなことを続けていきたいと思い、
美大を目指す事となりました。
しかしいざデッサンをするとなると、
デッサンをする上での
モノの見方であったり、
道具の知識などが
必要なのだと思わされました。
基本となるデッサン力を元に、
絵が上手いとされる方々の絵作りが
成り立っているので、
やはり基本は疎かにせず
大事にしておきたい所ですね!
そこでこの記事では、
デッサン初心者にとって
必要最低限揃えておきたい
デッサン道具と参考書籍
についてまとめさせてもらいました!
特にこれからデッサンを
始めたいと思っている方や、
基礎力を身に付けたいと思っている方に
読んで頂けたらと思います。
目次
デッサン用鉛筆と最低限揃えておきたい4つの道具
画用紙
鉛筆デッサンで使う画用紙に関しては、
普段使っている紙や
コピー用紙などとは違い、
鉛筆の粉が乗りやすいように
画用紙の表面に凹凸があります。
そこで、ネットで購入が
出来る画用紙の中では
オリオン画用紙
がオススメです。
こちらの画用紙は鉛筆デッサンに限らず
水彩画を描く際にも使える画用紙なので、
今後水彩画も学びたいという方にとっては
一石二鳥かもしれません。
サイズに関しては
A3~A1、B3~B1のサイズがあるので、
描くモチーフの大きさによって
購入すると良いでしょう。
50枚入りの大容量なので、
練習としてもこれくらいの枚数があった方が
何かと便利です。
練り消しゴム・消しゴム
デッサンをする上で、
鉛筆だけでなく消しゴムも
デッサンには欠かせない道具の1つです。
練り消しゴムを使用すると、
細かい部分を消したり、
柔らかくぼかしたりする事ができます。
デッサンで使う消しゴムについては
こちらの記事でまとめています。
基本的に鉛筆デッサンをする際は、
プラスチック消しゴムではなく
練り消しゴムを使います。
画用紙に限らず、
木炭紙に描く際にも活躍する事でしょう。
練り消しゴムは柔らかくて
練りやすい消しゴムなので、
画用紙を傷つける事なく
必要な個所を消すことが出来ます。
プラスチック消しゴムとは違い、
鉛筆のタッチを消しても消耗しないので、
基本的には長期間に渡って
使う事が出来てしまいます。
僕自身、予備校生時代は
そこまで頻繁に買い替える事は
ありませんでしたね。
ただし、使い続けると
鉛筆の粉を含みすぎてしまうので、
若干消しにくくなってしまいます。
なのでその際はまた新たに購入する事を
おススメします。
練り消しゴムの替え時については
以下の記事でまとめているので
こちらも参考にしてみて下さい。
カッターナイフ
デッサン用鉛筆を削る際に、
鉛筆削りではなくカッターナイフを使って
削る事となります。
その理由として、
デッサンをする際は鉛筆の先端だけでなく、
黒鉛の側面を使って広い面を
描いていく事となるからです。
一般的な鉛筆削り器の場合、
先端しか使えない仕様となってしまうので、
デッサンをする上で適していない
形状となってしまいます。
一方で、カッターナイフを使って削る際は
自分で鉛筆の形状を決める事が
出来るようになります。
慣れないうちは怪我をしないように
細心の注意が必要ですが、
数をこなして慣れていくようにしましょう。
デッサン用鉛筆
鉛筆デッサンをする上で
欠かせないアイテムが鉛筆です。
メーカーによっては
向き不向きのモチーフがありますが、
全体的なモチーフに
対応出来得る鉛筆としては
- 三菱鉛筆のハイユニ
- ステッドラー
この2種類となります。
ユニ系の鉛筆には2種類あり、
ハイユニとユニの2つがあります。
両者の違いとしては、
ユニよりもハイユニの方が
滑らかな表現をする事が出来るので、
長い目で見てもハイユニを使った方が
表現の幅も広がっていく事でしょう。
一方でユニはハイユニと比べると
比較的安価なので、
費用を抑えたい場合は
こちらを購入するのも良いと思います。
ハイユニは素人からプロに至るまで
使われている鉛筆なので、
描き心地を実感してみてください。
また、ステッドラーに関しては
シャープでキリッとした線を描くのに
適している鉛筆です。
例えば工業製品や
人工的なモチーフを描く上で
活躍する鉛筆となっています。
この2種類の鉛筆があれば
大体のモチーフの攻略が出来てくるので、
まずは揃えておくようにしてください。
また、デッサンを始めるにあたって
最低限揃えておくと良い
鉛筆の種類について
こちらの記事でまとめているので
参考にしてみて下さい。
デッサン鉛筆で最低限必要な硬さ
こちらの記事では、
デッサンをする際に
必要な鉛筆の硬さについての
解説をまとめています。
初めのうちはどの硬さを使えば良いか
分からないかもしれませんが、
慣れてくると次第に使う鉛筆が
決まってくるようになります。
デッサン初心者におススメな参考書
デッサンを理解する上で、
道具の使い方から技法に至るまでを
体系的に学んでいく必要があります。
鉛筆デッサンは美大受験に留まらず、
絵を描くすべての人にとって
基本的な知識を身に付ける事が出来ます。
ですが、模写や闇雲に
絵を描いていくだけでは
こういった基本を身に付ける事が
出来ません。
そんな時に参考書を持参しておく事で
いつでも見返して学べるという
メリットがありますね。
コチラで紹介する書籍は
当時の東京藝術大学の学生らによる
参考作品を踏まえ、
幅広いモチーフの描き方について
書かれています。
基本的な形態となる立方体や
円柱や球体、形の取り方など、
デッサン初心者の方でも
理解しやすいような
内容ですのでおススメです。
まとめ
今回はデッサン鉛筆に加えて
それ以外に最低限必要な道具について
解説をしました。
デッサンに必要な
鉛筆や道具を揃える事で、
細かい描写から陰影まで、
基本的なデッサン技術を
習得する事に繋がる事でしょう。
それでは今回は以上となります。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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