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デッサン鉛筆の濃さについて。H系からB系の鉛筆を使いこなそう!

鉛筆の種類

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こんにちは。画家の小笠原です。

僕が描いた作品です。

作品集はコチラ

 


鉛筆デッサンをする上で、
鉛筆の濃さを使い分けながら
描写をしていく事となります。

デッサン用の鉛筆には
様々な濃さがあるので、
モチーフによって使い分けて
描いていく感じですね。

僕自身、デッサンを習い始めた頃は、
鉛筆の使い方すら
よく分かっていませんでしたが、
枚数を重ねていく事で
それぞれの特性についても
理解出来るようになってきましたね。



そこで今回は、鉛筆の濃さについて
解説をしていきたいと思います。

鉛筆デッサンは
鉛筆の濃淡によって描かれるので、
それぞれの濃さや用途を知る事で
理解を深めていく事が
出来るようになります。

この記事を読めば、
鉛筆デッサンの上達に
役立てていく事が出来るように
なってくると思います。

デッサン鉛筆の濃さについて

濃淡
淡い濃淡


デッサン鉛筆の濃さは
芯の硬さによって決まり、
描かれる線の色調や質感に
大きく影響します。

鉛筆の濃さを理解し使いこなす事で、
表現の幅が広がり、
デッサンに深みを
与えることができます。

以下では、デッサン鉛筆の濃さについて
詳しく解説していきたいと思います。

1. 鉛筆の濃さの分類

鉛筆
デッサン用の鉛筆


デッサン鉛筆は、
芯の硬さや濃さに応じて
「H系」「B系」そして「HB」に
分類されます。

H系(Hard)


H系は芯が硬く、
薄くて明るい色調の線を
描くことができます。

数字が大きくなるほど芯が硬くなり、
描かれる線はより薄く明るくなります。
(例:H、2H、3Hなど)

あまり硬すぎると
ほとんど色が出にくくなってくるので、
一般的には3〜5Hくらいの濃さまでが
使いやすいです。

B系(Black)


B系は芯が柔らかく、
濃い色調の線を描くことができます。

数字が大きくなるほど芯が柔らかくなり、
線はより濃く黒くなります。
(例:B、2B、4B、6B、8Bなど)

HB


HBは硬さと濃さの
バランスが取れており、
中間的な濃さを持つ鉛筆です。

一般的には、普段使いや
細かい描写に適した濃さです。

また、スケッチをする際にも
適している濃さでもあるので、
使用頻度が高い鉛筆でもありますね。

2. 濃さと表現について

鉛筆
デッサン用の鉛筆


鉛筆の濃さは、デッサンにおいて
次のような表現に影響を与えます。

H系鉛筆の特徴と使い方

特徴


H系の鉛筆は薄い線を描けるため、
描いた線が目立たず、
微調整がしやすいです。

線が明るく紙の質感が
影響しにくいことから、
細かい部分の描写や下書きに
適しています。

その一方で、消しゴムで消す際に
画用紙を痛めやすいので、
その点は気をつけるように
すると良いです。

使い方


構図の下書きや、光が当たって
明るくなる部分の表現に使います。

また、精密な描写や、
影の明るい部分のぼかしにも
役立ちます。

H系の鉛筆は繊細な表現が出来るので、
細部の仕上げをする際に
使うのが効果的です。

B系鉛筆の特徴と使い方

特徴


B系の鉛筆は濃い線を描けるため、
陰影やコントラストを強調する際に
使用される事が多いです。

芯が柔らかいため、
太くて豊かな線が描けますが、
その反面、紙に芯が付きやすいので、
あまり濃く描きすぎてしまうと
後々修正が難しくなる事があります。

なので、適度な力加減が
必要となりますが、
枚数を重ねていくごとに
調整を行なっていく必要があります。

使い方


陰影の表現や立体感を
出すための濃淡の表現、
暗い部分や深い影を描く際に
適しています。

特に、4Bや6Bは
影や暗部を強調するのに
効果的です。

一般的に2B〜3Bの濃さの鉛筆が
使う頻度が高いので、
自ずと本数も多くなってしまいます。

HB鉛筆の特徴と使い方

特徴


HBの鉛筆は中間の硬さとなっており、
硬すぎず柔らかすぎないため、
とても扱いやすい鉛筆です。

線の濃さも中間で、
幅広い表現に対応できます。

影を描く上で薄くなってしまうのが
否めませんが、
全体的に薄く濃淡をつける際には
活躍する濃さであると言えますね。

使い方


輪郭線やディテールを描く際に便利で、
陰影をつける際にも使用されます。

また、スケッチやラフなデッサンにも
適しています。

鉛筆ごとの使い方については
以下の記事でさらに詳しく
解説をしているので、
こちらもあわせて参考にして下さい。

鉛筆

3. 濃さによる線のコントロール

デッサン
マスカットのデッサン


鉛筆の濃さを効果的に使い分けることで、
デッサンに立体感や深みを
与えることができます。

明るい部分


明るい箇所を表現する際は、
H系(H、2H)を使用し、
薄くて柔らかい線で表現します。

光が当たっている箇所の
繊細な表現をする際に
使われる事が多いです。

中間の明るさ


中間の明るさを表現する際はHBやBを使用し、
程よい濃さで陰影をつけたり、
輪郭を強調したて描いたりします。

これらの鉛筆は、
濃い箇所と薄い箇所を繋ぐ中間の色味として
使う場面が多いです。

暗い部分


暗い箇所を表現する際は、
2Bから6Bを使用し、
濃くしっかりとした線で影を強調します。

特に6Bや8Bは
最も暗い部分や深い影を描くのに
適しています。

初めから暗く描き込み過ぎてしまうと、
後で消しゴムで修正する際に
消すのが難しくなってしまうので、
その点は注意するようにしておきましょう。

4. 鉛筆の濃さを使ったグラデーション

鉛筆のグラデーション
鉛筆のグラデーション


デッサンにおいて、
濃淡を滑らかに表現するために
異なる濃さの鉛筆を使用して
グラデーションを作ります。

たとえば、HからHB、
そしてBや2Bへと段階的に
鉛筆を切り替えることで、
自然な陰影や立体感を出す
といったイメージです。

鉛筆デッサンは鉛筆による
モノクロでの陰影表現となるので、
それぞれの特性を理解しながら
デッサンをしていくようにしましょう。

よくある質問(FAQ)


Q1. デッサンには
どんな硬さ(濃さ)の鉛筆を
使えば良いですか?

A1. 鉛筆の硬さ(濃さ)は

「H・F・HB・B」

の4種類に大きく分けられます。

Hは「Hard(硬い)」
Fは「Firm(引き締まった)」
HBは「Hard Black(HとBの中間)」
Bは「Black(黒い)」


を意味しています。

それぞれの硬さを使い分けることで、
線の質感や陰影の幅を
表現しやすくなります。

デッサンでは、
この濃淡を自在に扱うことが
表現の鍵となります。

Q2. 鉛筆を選ぶ際、
どのメーカーを選べば良いですか?

A2. デッサン用の鉛筆として
おすすめなのは
以下の3メーカーです。

  • 三菱鉛筆の「ハイユニ」
  • ステッドラー
  • ファーバーカステル


どのメーカーも品質が高く、
芯の滑らかさや紙への乗り方に
個性があります。

まずは自分の描き心地に合う
メーカーを見つけていくと
良いでしょう。

Q3. 初心者がデッサン用の
鉛筆を揃えるなら、
何種類くらい必要ですか?

A3. 初心者の方は、
まず「HB」あたりを中心に、
H寄り(H)とB寄り(2Bまたは3B)の
3本を用意しておくのがおすすめです。

この3本があれば、
線描きから陰影まで
幅広く対応できます。

慣れてきたら、
さらに硬いH系や柔らかいB系を
少しずつ追加していくと、
より細かい表現ができるようになります。

Q4. 濃さによって
使い分けのコツはありますか?

A4. 一般的に、明るい部分や
下書きには「H系」を、
影や濃い部分には「B系」を
使うのが基本です。

特にH系は線が細くて
コントロールしやすいので、
形を取る際に重宝します。

一方でB系は柔らかく
深い黒が出せるため、
陰影の仕上げに最適です。

シーンに応じて使い分けることで、
立体感のあるデッサンになります。

まとめ


今回は、鉛筆デッサンにおける
鉛筆の濃さについて
解説をしていきました。

デッサン鉛筆の濃さは
芯の硬さに応じて異なり、
それぞれの濃さが異なる役割を果たすので、
上手に使い分けていくようにしましょうね。



特にH系の鉛筆は薄い線を描く為の
細かい描写や下書きとして使われ、
B系の鉛筆は濃い線を描くための
陰影やコントラストの表現に適しています。

加えて、HBの鉛筆はその中間の色味として
幅広い用途に対応します。

鉛筆の濃さを理解し、
適切に使い分けることで
デッサンに深みと表現力を
鍛えていきましょう!



それでは、今回はこの辺で失礼します。

ではでは。

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小笠原 英輝ペン画家/オンライン絵画教室運営
こんにちは。ペン画家の小笠原です!全国各地のギャラリーでの展示やSNSで作品の発表&販売を行っています。当ホームページでは、ペン画や絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。また現在は「絵を学びたい」という方向けに絵画教室の運営にも力を入れるようになりました。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています!
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