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停滞期の乗り越え方|絵が上達しないと感じた時に見直すべき3つのポイント

 

こんにちは。ペン画・線画家の小笠原です。

僕が描いた作品です。

作品集はコチラ

 

絵を描き続けていると、
必ず訪れるのが「停滞期」です。

結論から言うと、
絵の上達の過程で
誰にでも起こる現象ですし、
原因を正しく把握して行動を変えれば
必ず抜け出すことも可能です。


僕を例で言うと、
デッサンやペン画のように
基礎を積み重ねる技法ほど、
停滞を実感する時期は顕著に表れます。

これは技術が高まれば高まるほど
前に進んでいるという感覚が
徐々に薄れてしまう現象であるとも言えます。


そこでこの記事では、
停滞が起こる原因から
具体的な抜け出し方まで、
初心者の方でも実践できる形で
解説します。


停滞期とは何か

停滞期

定義について

停滞期とは、
練習量に対して上達を
実感できなくなる期間のことです。

絵の上達は直線的に伸びるのではなく、
階段状に伸びていきます。

そのため、
階段の踊り場にいる状態が長く続くと、
成長が止まったように感じてしまいます。

これが停滞している時期の正体です。


例えば、デッサンを毎日続けているのに、
1ヶ月前に描いた作品と
今描いている作品の差が分からないと
感じる状態がこれにあたります。

ここで重要なのは、
この時期を退化として捉えるのではなく、
次の階段に上がるための
準備期間だという点です。


実際、多くのプロの画家も、
活動を始めてから数年単位で
このような時期を経験しています。

まずはこの時期の正体を理解しておくだけでも、
焦りや不安を大きく減らすことができます。


努力が報われない時は、
以下の記事を参考にしてみてください。

努力が報われない時の対処法

停滞期が起こる原因

主な原因として挙げられるのは、
練習方法が固定化されていることです。

同じ構図、同じモチーフ、
同じ画材ばかりを使っていると、
脳と手が慣れてしまい、
新しい刺激を受け取れなくなります。

その結果、練習量を増やしても
上達につながりにくくなります。


もう一つの原因は、
目標が曖昧になっていることです。

「絵が上手くなりたい」という
漠然とした目標のままでは、
何を改善すればよいのか判断できません。


このように原因を分解すると、
あからさまな精神論ではなく、
練習方法と目標設定の
問題であることが分かります。

このように原因が特定できれば、
対策も具体的に立てられます。

停滞期に見られる具体的な症状

停滞期の症状

上達が実感できなくなる

物事が前に進んでいないと感じる時期に入ると、
まず自分の作品を客観的に
評価できなくなります。

特に、以前は気づけなかった
粗が見えるようになった結果、
逆に下手になったと錯覚してしまう
ケースが多くあります。

これは目が肥えてきた証拠であり、
実際には観察力が向上しているサインです。


例えば、デッサンで陰影の付け方に
違和感を覚えるようになったなら、
それは光と影の関係性を以前より
正確に捉えられるようになった結果です。

この違和感を「上達の証拠」
として記録しておくことが、
この時期を正しく乗り越える
第一歩になります。

制作意欲が下がる

さらにもう一つの症状は、
絵を描くこと自体が
楽しくなくなることです。

上達を実感できない状態が続くと、
脳が「この行動には価値がない」と判断し、
モチベーションを下げてしまいます。

その結果、制作の頻度が落ち、
さらに上達を実感しにくくなる
という悪循環に陥ってしまいます。


この悪循環を断ち切るには、
結果ではなく行動そのものを
評価する仕組みが必要です。

例えば、完成した作品の出来ではなく、
1日に机に向かった時間を記録するだけでも、
行動を継続する動機付けになります。


この時に気を付けておきたいことは、
努力に焦点を当てるという事ではなく、

「行動のプロセスを評価する」

という視点です。

これにより、自分が積み上げてきたことに対して
今一度価値があるということを
実感することが大事であるということです。


間違っても、自分の才能を
卑下しないことが大切です。

実際には正しい手順を行うことで
絵の改善がなされることもあるので、
そのためのヒントとして
以下の記事を参考にしてみてください。

初心者向け絵の上達方法について

停滞期を抜け出す具体的な方法

停滞期を抜け出す

デッサンの基礎を見直す

絵の表現やスキルが
先に進んでいないと実感してしまう
時期を抜け出す最も確実な方法は、
デッサンの基礎に戻ることです。

応用的な表現に力を
入れすぎている時期ほど、
形の狂いやパースのズレといった
基礎的な部分が疎かになっています。


具体的には、モチーフの輪郭を測る
「アタリ」の取り方や、
一点透視・二点透視といった透視図法を、
初心者向けの内容から丁寧に
描き直してみてください。

基礎を見直す作業は地味に感じられますが、
応用力を支える土台を再構築する
効果があります。

新しい画材や技法に挑戦する

普段使っている画材とは
異なる道具に触れることも、
抜け出す有効な手段です。

例えば、鉛筆でのデッサンが中心だった方は、
ペン画に挑戦してみることをおすすめします。

ペン画は一度描いた線を消せないため、
鉛筆画とは違う集中力と
観察力が求められます。


このような制約が、
これまで気づかなかった観察の甘さを
浮き彫りにしてくれます。

新しい画材に触れることで、
脳への刺激が変わり、
固定化していた練習方法から
抜け出すきっかけになります。

目標を細分化する

「絵が上手くなる」という大きな目標は、
そのままでは行動に落とし込めません。

そこで、目標を

  • 今週中に球体の陰影を3パターン描き分ける
  • 線のタッチを増やしてみる

といったのように、
1週間単位で達成可能な小さな目標に
分解します。


小さな目標を達成する経験を
積み重ねることで、
「何をしても無駄だ」
という感覚を解消できます。

目標を細分化する作業自体が、
練習方法を見直すきっかけにもなります。

停滞期中にやってはいけないこと

完璧さを求めすぎない

完璧を求めすぎない

この時期ようなは、
1枚の作品に完璧さを
求めすぎないことが重要です。

完璧を求めるあまり手が止まってしまうと、
練習量そのものが減り、
さらに長引く原因になります。


そこで、まずは質より量を優先し、
未完成でも次々と手を動かす期間だと
割り切ってください。

枚数をこなす中で、
無意識のうちに次の階段へ上がるための
感覚がつかめてきます。

他人の作品と比べすぎない

物事が上手くいかない時期では
自分より上手な人の作品ばかりが
目につくようになります。

SNSや作品投稿サイトには、
完成度の高い作品が
数多く掲載されているため、
自分だけが成長していないように
感じてしまうこともあります。


しかし、だからと言って他人の作品と
現在の自分を比べ続けても、
自分の成長を正確に
判断することはできません。

制作年数や練習時間、
得意な技法や制作環境は
人によって異なるためです。


なのでこの時期には他人ではなく、
過去に描いた自分の作品と
比較するようにしてください。

半年前や1年前の作品を見返すことで、
自分では気づいていなかった変化や
成長を確認できることがあります。

練習量だけを無理に増やさない

上達を実感できないからといって、
練習時間や制作枚数だけを
急激に増やすことはおすすめできません。

練習方法に問題がある状態で
同じ作業を繰り返しても、
同じ失敗や癖を強化してしまう
可能性があるためです。

さらに、焦りながら長時間描き続けると、
集中力が低下し、
絵を描くこと自体が
苦痛になってしまうこともあります。

この時期に必要なのは、
練習量を増やすことではなく、
練習内容を見直すことです。

描く時間を増やす前に、
現在の課題は形の取り方なのか、
陰影なのか、構図なのかを整理し、
改善する部分を一つに絞ってみてください。

焦って画風を変えない

思うように上達できない時期には、
現在の画風や技法が
自分に合っていないのではないかと
考えてしまうことがあります。

その結果、
これまで積み上げてきた表現を捨て、
流行している画風や技法へ
急に方向転換したくなることもあります。


新しい表現を試すこと自体は、
停滞を抜け出すきっかけになります。

一方で、焦りだけを理由に
画風を何度も変更してしまうと、
一つの技法を深く身につける前に
練習を中断することになります。

画風を変える前に、
現在の表現のどこに
不満を感じているのかを整理してください。

線の使い方や色彩、構図など、
一部分だけを変えることで
新しい方向性が見つかる場合もあります。

制作を完全にやめない

停滞を実感している時期に絵を描いても
意味がないように感じ、
制作から離れたくなることがあります。

休息を取ることは必要ですが、
長期間まったく描かなくなると、
再び制作を始める心理的な負担が
大きくなってしまいます。


完成作品を作る気力がない時は、
短時間のクロッキーや線の練習だけでも
構いません。

毎日描く必要はありませんが、
絵との接点を完全に失わないことが重要です。

小さな行動を続けておくことで、
制作意欲が戻った時にも
自然に作業を再開しやすくなります。

まとめ

このような成長を実感しづらい時期は
上達の過程で誰もが通る通過点であり、
原因を理解して対策を打てば
必ず抜け出せます。

デッサンの基礎を見直すこと、
新しい画材に挑戦すること、
目標を細分化することの3つを、
まずは1週間試してみてください。

より詳しいデッサンやペン画の基礎解説、
透視図法の具体的な描き方については、
当サイトの各コンテンツで詳しく解説しています。


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小笠原 英輝ペン画家/オンライン絵画教室運営
こんにちは。ペン画家の小笠原です!全国各地のギャラリーでの展示やSNSで作品の発表&販売を行っています。当ホームページでは、ペン画や絵の描き方だけでなく、インターネットを活用して生活していく方法について解説しています。また現在は「絵を学びたい」という方向けに絵画教室の運営にも力を入れるようになりました。 自分の好きな事で生きていきたい方、絵で食べていきたいと思っている方に向けて、有益な情報を心がけて発信しています!
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